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おすすめ映画『シンクロナイズドモンスター』(2016/ナチョ・ビガロンド監督)感想‣アン・ハサウェイが酒浸りの“ダメ女”に!

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『シンクロナイズドモンスター』のあらすじ概要

「プラダを着た悪魔」「レ・ミゼラブル」のアン・ハサウェイ主演で、なぜか巨大怪獣を操ることができるようになった負け組の女性が、自らの人生と世界の危機に立ち向かう様を描いた異色モンスター映画。

ニューヨークで職を失い現在休職中のライター、アルコール依存症の為毎晩のように酒に酔って暴走した挙句、同棲中の彼氏に追い出されてしまったグロリア。とうとうすべてを失った彼女は生まれ育った故郷の田舎町に帰って来ます。その一方、韓国ソウルで謎の大怪獣が出現したというニュースが世間を騒がせていました。テレビに映し出された怪獣の映像を見たグロリアは、ある異変に気づきます。それは自分の動作が巨大怪獣の動きと見事にシンクロしているという驚きの事実だったのです。舞い上がったグロリアは、怪獣を操り世界を混乱に陥れますが……。

主人公のグロリアを演じるハサウェイは製作総指揮も務めます。監督は「エンド・オブ・ザ・ワールド 地球最後の日、恋に落ちる」「ブラック・ハッカー」のナチョ・ビガロンド。

2016年製作/110分/カナダ
原題:Colossal

ロッテントマト批評家支持率:81%

『シンクロナイズドモンスター』のスタッフとキャストについて

ナチョ・ビガロンド監督・脚本・製作:スペイン・カンタブリア州出身の映画監督・脚本家。

アン・ハサウェイ(グロリア)主演・製作総指揮:アルコール依存症に苦しみ職業、恋人を失ってしまい。失意の中、田舎町の故郷に戻ります。そこでも時間さえあれば寝るという怠惰な生活を続けていました。

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ジェイソン・サダイキス(幼馴染み、居酒屋店主オスカー):短大中退後、即興コメディの舞台に立ちはじめる。2003年から「サタデー・ナイト・ライブ」の脚本作家として働きながら、同番組のオーディションにも参加。2年後に初出演を果たします/小学生時代からのグロリアの幼馴染。夏休みの宿題である紙で作ったグロリアの工作が風に飛ばされ、理由ははっきりしませんが、それを見つけると脚で踏みつぶして破壊してしまう。それがグロリアには遺恨として残っている。

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『シンクロナイズドモンスター』のネタバレ感想・見どころ

ネタバレ有り

途中何度か観賞を止めようかという気分になりました。話は荒唐無稽、アンハサウェイ扮するグロリアはアル中で失業、失恋中の負け組女でした。意気消沈して実家のある田舎町の空き家に立ち戻るというストーリー。その町でアル中であるにもかかわらず幼馴染の経営するバーにアルバイトとして働き、閉店後仲間たちと深夜遅くまで延々と酒を飲むという呆れ果てた日常が展開していました。

それだけに話は収まらず、突如韓国ソウル大怪獣”ゴジラ”が出現し暴れ回ります。気が付くと酒に酔って大暴れしているグロリアが怪獣となって暴れている姿が投影されていました。この恐るべき発想には驚きます。酔っ払い=怪獣という単純な着想だと思います。アンハサウェイ自身本作のストーリーに頗る関心を寄せ、製作総指揮を担当して本作に取り込むという熱意を示しています。『何が彼女をそうさせたのか?』素晴らしい結末、大どんでん返しでも、もしやありはしないか(必ずあるに違いない)という気持ちもありましたが…期待は大きく裏切られます…

後半、幼馴染オスカーとシンクロした”ロボット”が出現する事で、ストーリーは混沌を極める事になります。延々と続く男女の激しい取っ組み合いという少々俄かに信じ難いまさかの展開となり完全に万事休す!

本作をお勧め映画として推奨する理由は単にアンハサウェイ主演作という事のみです。晴れ晴れしい、羨望の的の役柄がお似合いのアンですが、今回は180度ちがうドン底を這いつくばる人生です。(しかしどことなく悲壮感には無縁に見えてしまう…)本作を見ようか見まいか悩む時間も惜しい様な作品ではありますが、何とロッテントマト批評家支持率81%という高得点なのに逆に驚いています…

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