>

おすすめ映画『スリーパーズ』(1996/バリー・レビンソン監督)感想‣豪華キャスト陣の夢の競演作品に感動!

スポンサーリンク
絶対見逃せない映画 おすすめ
スポンサーリンク

『スリーパーズ』のあらすじと概要

少年院で虐待を受けた若者たちによる復讐劇を、ロバート・デ・ニーロ、ブラッド・ピット等豪華キャストで描く社会派ドラマ。ちょっとした悪ふざけが大事故を引き起こしてしまい、少年院に送られることとなった4人の少年。彼らを待ち受けていたのは、看守たちから暴力と性的虐待を受け続ける地獄のような毎日でした。心に傷を負ったまま大人になり、それぞれの道へ進んだ彼らは、ある事件をきっかけに看守たちへの復讐に乗り出すことになります。

1996年製作/147分/アメリカ
原題:Sleepers *「少年院上がり」を意味する隠語

『スリーパーズ』のスタッフとキャストについて

バリー・レビンソン監督・脚本・製作

ケビン・ベーコン(ショーン・ノークス):ウィルキンソン少年院の看守でシェイクスがいる階を担当する看守のリーダー格。支配欲が強く、少年たちに性的虐待をする根っからの外道。レストランで食事しているところを大人になったジョンとトミーの2人と再会、ギャングになっていた2人にその場で射殺されてしまいます。とにかく悪役にして物凄い存在感を発揮する超憎まれ役!

ブラッド・ピット(マイケル・サリヴァン):シェイクスのグループのリーダー格で本作のもう1人の主人公役。少年院の出所後は地方検事になり密かに看守たちに復讐する機会を窺っていましたが、ジョンとトミーがノークスを殺害したことでとうとう計画を実行に移すことになります/なお、裁判で勝っても報復としてジョンとトミーの仲間に殺され、仮に負けても検事として勝訴に持ち込めなかった責任を取らされるため、勝っても負けても破滅の道に進むことになってしまう運命を自ら背負い込みます。

おすすめ新作映画『バビロン』(2022/デイミアン・チャゼル監督)‣サイレント(無声)ムービー時代の束の間の栄華を生々しく活写

ジェイソン・パトリック(ロレンツォ・カルカテラ):本作の主人公にして語り手。愛称はシェイクス。少年院の出所後は新聞記者見習いになりマイケルと連携して性的虐待に携わった看守たちを追い詰めていきます。

ロバート・デ・ニーロ(ボビー・カリロ):ヘルズ・キッチンにある教会の神父。シェイクスは4人をよく知るボビー神父に聖職者は嘘をつかないと知った上で偽の証言をしてほしいと懇願しますが、カリロ神父は数週間悩んだ末に法廷で嘘の証言をする事を決断します。

おすすめ映画『俺たちは天使じゃない』(1989/ニール・ジョーダン監督)感想‣デ・ニーロとショーン・ペンによる初共演作、大爆笑コメディ!

ダスティン・ホフマン(ダニー・スナイダー):ジョンとトミーが逮捕された際に、わざと無罪にするためマイケルが用意した飲んだくれの弁護士。準備された台本通りに質問を行う。

おすすめ映画『パフューム ある人殺しの物語』(2006/トム・ティクバ監督)感想‣天賦の臭覚を若い女性の体臭を保存する事に活用!?

『スリーパーズ』のネタバレ感想・見どころ

【ネタバレ有りご注意!!】

ニューヨーク、ヘルズ・キッチンに生まれた仲良し少年4人組は些細ないたずら行為かれ重大な事故を起こしてしまい少年院送りとなります。そこで、更生生活はその後の人生に大きく蔭を落とす事になりました。目を背けたくなる様な看守らから暴行、更にはとても悪質な性的虐待を繰り返されることに…劇中では衝撃てなシーンにスポットが当てられています。そしてこの事が実際に起こった事なのか、あるいはフィクションなのか良く分かりませんが、少年院内では”同程度”の扱いは日常的だったのかもしれません。本当に恐ろしい場所です。

本作は完全に復讐劇です。出所後、それぞれの人生を歩み始めている4人組の2人(マフィアの恐ろしい殺し屋になっていました)は痛めつけられて看守の一人にレストランで出会い、その場で射殺してしまいます。その時から4人組による他3人の元看守に対する巧妙な復讐劇が開始されます。

出演俳優は驚きのメンバーでした。ロバート・デ・ニーロ、ダスティン・ホフマン、ブラッド・ピットが弁護士、検事、嘘の証言を行う神父などに扮しています。見事な法廷サスペンスに練り上げられており、一寸先はどう展開するのかまったく先が読めません。更に、マフィアの力を利用しての復讐、殺された元看守の同僚を証人台に立たせ、真実を炙り出していく等々の内容もちりばめられていきます…

最終的に、視聴者はだれも予想していなかったかも知れませんが、元看守を射殺した2人組は、神父の真っ赤な嘘の証言により無罪放免となる結末は大きな衝撃でした…勿論過去の性的虐待に対する重犯罪は心情的には死に値するかもしれません。しかしそれが、神父は嘘をつく訳がないという社会通念に囚われた、陪審員の判断で”無罪”とは本当に驚きでした。

蛇足乍ら、最近の日本でも政府の意向に沿う様な判決が頻発しているような気がします。司法というのはいつの時代も〝中正中立”ではあり得ないということなのでしょうか?(ちょっと映画の内容から外れてしまいました。すみません)

コメント

タイトルとURLをコピーしました