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公開中 おすすめ映画『ボーはおそれている』(2023/アリー・アリスター監督)感想‣悪夢に次ぐ悪夢!笑っていいのやら、恐れるべきか!?

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『ボーはおそれている』のネタバレ感想・見どころ

人一倍心配性の人間に見える世界は、本編映画の様なとんでもない世界が広がっているのでしょうか? ストーリーとしては単純明快です。突然の事故で亡くなった母親の葬儀の為に一刻も早く実家に帰省する必要がある男の”旅”が描かれています。しかしながら、その旅は夢か現実なのかまったく区別が付きません。世にも恐ろしい、摩訶不思議な体験の連続で179分というかなりの長い上映時間に、私のような凡庸な脳が堪えられるかどうかという問題があります。

また、ネット上の映画の長々しい詳細な解説などを読むとさらに訳が分からなくなるので注意が必要です。アリー監督の前作「ミッドサマー」は単純に恐ろしいホラー映画(北欧の独特な宗教の深い意味は謎でしたが…)でびっくり仰天したことがあります。本編はまた違った意味で恐ろしい内容ではありますが、所々に”笑い転げる”様なエピソードもあり(笑っていたのは私だけかも知れませんが…ホアキンの、全編一貫して超真面目な表情こそ一番の笑いの種なのですが…)”ドリフの大爆笑”を見ている様な、そんなところも3時間堪えられた理由だと思います。

ただ、エピソードが何となく尻切れトンボで終わってしまうところがあり、「そしてどうなったのか?」という部分の回答が分からず、正直もやもやした気持ちが残った部分もありました。

全編ホアキンの身体を張った熱演振りに圧倒され続けます。彼の魅力が100%発揮されている作品なので、ホアキンファンは勿論、全映画ファン必見の作品であることに違いありません。

『ボーはおそれている』のあらすじと概要

「ミッドサマー」「ヘレディタリー 継承」の鬼才アリ・アスター監督と「ジョーカー」「ナポレオン」の名優ホアキン・フェニックスがタッグを組み、怪死した母のもとへ帰省しようとした男が奇想天外な旅に巻き込まれていく姿を描くホラー・コメディ映画(「ミッドサマー」程怖くはないので、ご安心ください)

日常のささいなことでも不安になってしまう怖がりの男ボー(ホアキン・フェニックス)は、つい先ほどまで電話で会話していた母が突然、怪死したことを知ります。母のもとへ駆けつけようとアパートの玄関を出ると、そこはもう“いつもの日常”ではありませんでした。その後も奇妙で予想外な出来事が次々と起こり、現実なのか妄想なのかも分からないまま、ボーの里帰りはいつしか壮大な旅へと変貌していくことになります。

共演は「プロデューサーズ」のネイサン・レイン、「ブリッジ・オブ・スパイ」のエイミー・ライアン、「コロンバス」のパーカー・ポージー、「ドライビング・MISS・デイジー」のパティ・ルポーンなど。

2023年製作/179分/アメリカ

製作会社A24
原題:Beau Is Afraid

『ボーはおそれている』のスタッフとキャストについて

アリー・アリスター監督・脚本:本作は「自分が作った映画で一番好きな映画」と某映画誌のインタビューで応えています。現在『ボーはおそれている』に続きホアキン・フェニックスを主演に迎えた最新作の製作が進んでいるとの情報もあり…

監督作品➢おすすめ映画|『ミッドサマー』(2019/アリ・アスター監督) 北欧の真夏のホラー、かなり怖かった!

ホアキン・フェニックス(ボー・ワッセルマン):負け犬で優柔不断、自分が何者なのかよくわかっていない人物として描かれます。『ジョーカー』の続編である『Joker:Folie a Deux(原題)』が24年公開予定。

出演作品➢公開中 おすすめ映画『ナポレオン』(2023/リドリ―・スコット監督)感想‣総勢8000人のエキストラを動員、戦闘シーンをカメラ最大11台で同時撮影!

ネイサン・レイン(ロジャー優秀な外科医):道に飛び出したボーを運転した車で轢いてしまう。病院ではなく自宅に連れて来て治療している。しかむ自分の娘の部屋のベッドに寝かせて面倒を見ている。

エイミー・ライアン(グレイス、ロジャーの妻):クリント・イーストウッド監督作「チェンジリング」(08)や「WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々」(11)、「大脱出」(13)などの話題作で活躍しています/負傷したボーを面倒見良く看病している。

おすすめ映画『チェンジリング』(2009/クリント・イーストウッド監督)感想‣息子を失った母親にまったく別人の少年を押し付けるという飛んでも警察!

スティーブン・マッキンリー・ヘンダーソン(謎のセラピスト):ボーの実母に雇われたのではないかと思われるセラピスト。ボーの行動のすべてを把握している様子

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