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おすすめ映画|『ミッドナイト・イン・パリ』(2011/ウッディ・アレン監督)パリが舞台の幻想的なラブコメディー!

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『ミッドナイト・イン・パリ』のあらすじと概要

「アニー・ホール」のウッディ・アレン監督・脚本によるパリを舞台に撮り上げた幻想的なラブコメディー。「それでも恋するバルセロナ」(2008)「恋のロンドン狂騒曲」(2010)に続いて、ヨーロッパを舞台に描いた3作目。

1920年代のパリを敬愛する主人公がギル(オーウェン・ウィルソン)毎晩12時にタイムスリップし、自分が心酔してやまないフィッツジェラルド・ヘミングウェイ・ピカソなどのアーティストたちとパリの街で巡り合う夢を見ている様な奇跡の日々をつづるファンタジーコメディ。

最後に、パリの魔力に魅了され、小説を書くためにパリへの引越しを決意するギルだったが、フィアンセのイネズ(レイチェル・マクアダムス)は無関心ですれ違う。2人の心は離ればなれになっていく……。

⁅映画.com ニュース] がウッディ・アレン監督の50本目の作品「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」の公開を記念して、映画関係者32人を対象に「ウッディ・アレン監督の好きな作品」のアンケート調査を行った結果、第二位に選ばれたのが、本作品「ミッドナイト・イン・パリ」だそうです。ちなみに第一位は「アニー・ホール」。パリの映像表現の美しさもさることながら、主人公が過去と現在を行き来するストーリーが夢のなかのようでとても幻想的との評価が高かったようです。

第84回アカデミー賞では、アレン自身3度目となる脚本賞を受賞した。

『ミッドナイト・イン・パリ』のスタッフとキャストについて

ウッディ・アレン監督

オーウェン・ウィルソン(ギル役):元々ギルは東海岸出身の人間として描くはずだったが、ウイルソンが東海岸の人物に感じられなかったため、ギルをカリフォルニア出身という設定に改めたそうです。アレン監督の評では、ウィルソンは自然な演技をする人で、「演技をしているのではなく、その場で喋っている人間のように感じられた」と。

レイチェル・マクアダムス(婚約者イネス):親のパリ出張の御供で、家族4人がパリに来ているという設定。

恋愛映画「きみに読む物語」(04)で日本でも広く知られるようになり、共演したライアン・ゴズリングとは一時期恋仲に。その後は「消されたヘッドライン」や「きみがぼくを見つけた日」(ともに09)などに出演。

出演作品の投稿感想記事はこちら:

感想|「アバウト・タイム 愛おしい時間について」(2013年 リチャード・カーティス監督作品)正しい超能力の使い方!

マリオン・コティヤール(アドリアナ役):リュック・ベッソン製作の「TAXi」シリーズで知名度を上げる。ティム・バートン監督作「ビッグ・フィッシュ」でハリウッドデビュー。そして、タイトルロールの熱演が光った「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」は各映画賞で大絶賛され、アカデミー賞で主演女優賞に輝く。

出演作投稿記事はこちら:

映画|『ビッグ・フィッシュ』(2003/ティム・バートン監督)ユアン・マクレガー主演大人向けファンタジー映画

映画投稿|『NINE』(2010/ロブ・マーシャル監督)ダニエル・デイ=ルイス主演ミュージカル映画、女優陣の華やかさに圧倒される

1920年代パリで多くの作家・画家などの愛人となる恋多き女性役、ギルもその魅力に引かれる。

キャッシ―・ベイツ:当時の書評家、ギルの小説の原稿を読んで的確なアドバイスを与える。

『ミッドナイト・イン・パリ』のネタバレ感想

パリで道に迷い自分の宿泊しているホテルに辿りつけず、街中を彷徨い歩くという非常に興味深い設定に思わずワクワクさせられました。見ず知らずの自動車が止まり、乗客に親しげに手招きされたら少し酔いでも回っていれば、思わず車に乗り込んでしまうかもしれません。(真夏の夜の夢!?)

わたしも海外、日本の町で酔いながらそぞろ歩きで何度もホテルに戻った経験はありますが、この映画の様な夢のチャンスに出会う機会がなかったのが非常に残念無念です。

アレン監督自身のパリへ憧れの強さが十分滲み出ている映画です。夢の様な人物との出会いは彼の夢を映像に実現しているのだろうと思います。憧れのパリで、昔の芸術家たちと言葉が交わせたらと、絶対に誰もが夢見る幻想かもしれません。

現実的過ぎる婚約者のイネスやその両親もギルの夜の行動にだんだん疑心を抱き、私立探偵に素行調査させるという徹底振りは、否が応でも超現実的なタイムスリップの世界の素晴らしさを、本作品内でより一層際立たせる作用があるように思われます。

1920年代にはヘミングウェイ、フィッツジェラルドなど多くのアメリカの小説家、その他の芸術家なども多くの国から、パリに憧れて集まって来ていた様子がくどい程描出されています。やはり当時からも昔も現在も、それ程大きな魅力がパリにはあったという事なのかも知れません。住んでみないと本当の良さは分からないもんなんでしょう…

(蛇足)

Netlfixの配信中のドラマ『エミリー、パリへ行く』を見ましたが、これもアメリカ人から見た”現在”のパリの生活の魅力を描写しています。主演のリリー・コリンズの魅力もさることながら、パリの魅力が随所に表現されているドラマで見応えがありました。

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