>

おすすめ映画『パルプ・フィクション』(1994/クウェンティン・タランティーノ監督)感想‣タランティーノ監督最高傑作!

スポンサーリンク
絶対見逃せない映画 おすすめ
スポンサーリンク
Milan LAによるPixabayからの画像

『パルプ・フィクション』のあらすじと概要

クエンティン・タランティーノが「レザボア・ドッグス」に続いて手がけた監督第2作で、1930~40年代のアメリカで流行した大衆向け雑誌の犯罪小説(=パルプ・フィクション)をモチーフに、3つのエピソードが交錯する斬新なスタイルで描いています。また、時系列をバラバラにして描くという、巧みな構成は当時としては珍しい手法で、その後の様々な映画に影響を与えた作品となっています。長く無意味な会話シーン、更に、映画オタクとして知られるタランティーノ監督の作品らしく、随所に日本映画など様々な映画の影響やオマージュが見られるなど、話題に事欠かない映画となっています。

ギャングのビンセントとジュールスは組織を裏切った青年の家を訪れ、盗まれたトランクを取り返します。また、ボスから愛妻ミアの世話を頼まれたビンセントは彼女と2人で夜の街へ繰り出しまあすが、帰り際にミアが薬物を過剰摂取し昏睡状態に陥ってしまいます。一方、落ち目のボクサーであるブッチは八百長試合を引き受けるものの裏切って勝利を収め、恋人とともに街から逃亡を図らざるを得なくなります。

出演はジョン・トラボルタ、サミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマン。当時キャリアが低迷していたトラボルタは本作で一気にスターの座に返り咲いています。第47回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドール、第67回アカデミー賞で7部門でノミネートされ脚本賞を受賞しています。

原題:Pulp Fiction

ally jによるPixabayからの画像

『パルプ・フィクション』のスタッフとキャストについて

クエンティン・タランティーノ監督・脚本・出演:1963年生まれ、米・テネシー州出身。高校中退後、俳優を目指す傍らレンタルビデオ屋の店員になり、膨大な数の映画を鑑賞する生活を送る。やがて脚本を書きはじめ、「レザボアドッグス」(91)を自主製作しようとした頃、同作の脚本が俳優ハーベイ・カイテル(本作にも出演)に認められ、彼の後押しもあって監督デビューしている。

監督作品投稿記事➢

おすすめ映画|『ヘイトフル・エイト』(2015/クエンティン・タランティーノ監督)密室ミステリーを描いた西部劇

おすすめ映画|『エージェント:ライアン』(2013/ケネス・ブラナー監督)クリス・パイン主演のアクションサスペンス。

おすすめ映画|『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 (2019/クウェンティン・タランティーノ監督)

ジョン・トラボルタ(ビンセント):77年「サタデー・ナイト・フィーバー」でスターに。以降「グリース」(78)、「アーバン・カウボーイ」(80)、「ミッドナイトクロス」(81)と話題作に多く出演するが、その後一時低迷するが、本作『プルプ・フィクション』で大復活する。

・ボスの妻・ミアとともに、靴を脱ぎ、無表情でツイストを踊るシーンは本作の白眉シーン!

サミュエル・L・ジャクソン(ジュールス):クエンティン・タランティーノ監督作・本作「パルプ・フィクション」(94)でアカデミー助演男優賞にノミネートされ、以降タランティーノ作品に欠かせない存在となる。

おすすめ映画|『キャプテン・マーベル』(2019/ブリ―・ラーソン主演)アメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。

感想ネタバレ|『キングコング:髑髏島の巨神』 (2017/ジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督)

ユマ・サーマン(ミア・ウォレス):映画デビュー作「ミッドナイト・ガール」(88)の主演で女優としても活動を開始。1990年、英俳優ゲイリー・オールドマンと電撃結婚したが、ほどなく離婚。クエンティン・タランティーノ監督の「パルプ・フィクション」(94)でアカデミー助演女優賞にノミネートされ、国際的なスター女優として開花した。

おすすめ映画|『ガタカ』(1997/アンドリュー・ニコル監督) 遺伝子操作により管理された近未来を描く!

ブルース・ウィリス(ブッチ):高校卒業後、ニューヨークでバーテンダーをしながら音楽と演技を学ぶ。大ヒット作「ダイ・ハード」(88)のジョン・マクレーン役でアクションスターの座を射止めた。

おすすめ映画|『マザーレス・ブルックリン』(2019/エドワード・ノートン監督)1950年代ニューヨークの闇を描くアメリカンノワール

ハーベイ・カイテル(ザ・ウルフ):ニューヨーク大学の学生であったマーティン・スコセッシと知り合い、67年にスコセッシの長編映画デビュー作品「ドアをノックするのは誰?」で映画デビューした。映画「タクシードライバー」(76)で売春宿のポン引き役を演じて注目を集めた。

おすすめ映画|『アイリッシュマン』(2019/マーティン・スコセッシ監督)第2次世界大戦後のアメリカ裏社会を生きた無法者たちの人生を描く

7921333によるPixabayからの画像

『パルプ・フィクション』のネタバレ感想

凄惨な殺人シーンとふんだんなユーモアが入交る、あっという間の154分。有名俳優が数多出演していることにもびっくり仰天します。

7年間ハノイの収容所に捕虜として抑留されていたクーンツ大尉役のクリストファー・ウォーケンがブッチの自宅を訪問し、父親の戦死の報告を伝えると共に彼から預かったという先祖代々受け継いだ金時計を少年ブッチに手渡すシーンがありました。しかしこの時計は、彼らが収容中ベトナム兵に取り上げられない様に父親の尻の穴に5年、更にクーンツ大尉の尻に2年間も隠され通したと説明されていました。普通に考えればこんな時計は、大事な遺品と言えども余り欲しくはないかも知れません。しかし、ブッチは大人になって、この金時計を腕時計として大事に愛用し続けていました。

ミア役のユマ・サーマンとジョン・トラボルタのカップルが”ジャック ラビット スリムス”で食事をしていますが、途中ダンス大会が始まり、飛び入り参加して舞台に上がると靴を脱ぎ、沈黙、無表情でツイストを踊るシーンは最高傑作!!!ミアは優勝トロフィーが欲しかったらしいですが、帰りにしっかり貰って帰ってきました。どこからこんなダンスシーンの発想が出てくるのかなんとも不思議でした(最高!)

セコハンの雑貨屋から何とか危機を乗り越え脱出すると、『イージー☆ライダー』のチョッパーの出現には度肝を抜かれます。まったく語る事の尽きない、話題てんこ盛りのまさしく傑作です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました