8才から幼馴染のマット・デイモンとの交友の深さは良く知られています。最近もリドリ―・スコット監督の『最後の決闘裁判』でもふたりはタッグを組んで活躍しています。男臭い役柄がとても似合いますが、良きお父さん役もちょっと不器用乍ら上手くこなしていました。今までに40作近い映画に出演していますが、その内最近見た10作品を取り纏めました。是非参考にしてみてください。
- 『ゴーン・ガール』(2014/デビッド・フィンチャー監督)
- 『グッド・ウイル・ハンティング/旅立ち』(1997/ガス・ヴァン・サント監督)
- 『消されたヘッドライン』(2009/ケビン・マクドナルド監督)
- 『ザ・コンサルタント』(2016/ギャビン・オコナー監督)
- 『そんな彼なら捨てちゃえば?』(2009/ケン・クワピス監督)
- 『最後の決闘裁判』(2021/リドリ―・スコット監督)
- 『アルゴ』(2012/ベン・アフレック監督・主演)
- 『マクマホン・ファイル』(2020/ディー・リース監督)
- 『恋におちたシェイクスピア』(1998/ジョン・マッデン監督)
- 『世界で一番パパが好き!』(2004/ケビン・スミス監督・脚本)
『ゴーン・ガール』(2014/デビッド・フィンチャー監督)
鬼才デビッド・フィンチャー監督が、ギリアン・フリンの全米ベストセラー小説を映画化。もともと「スコット・ピーターソン事件」という実話をモデルにした戦慄のサイコサスペンス!びっくり仰天の結末に驚きます。
「アルゴ」のベン・アフレックを主演に、ロザムンド・パイク、ニール・パトリック・ハリスらが共演。
二人は誰もが羨む理想の夫婦として知られ、平穏な生活を送っていたニックとエイミー。しかし、結婚5周年の記念日にエイミーが突如失踪し、自宅のキッチンから大量の血痕が発見されます。
さらに、混迷を深めるかの様に残された「ヒント1」というタイトルの謎の手紙が発見されていきます。
警察は、彼女が最後に目撃された自宅のリビングには偽装工作の痕跡があり、アリバイが不自然で、夫ニックに疑いをかけ捜査を進めます。
メディアが事件を大きくニックの態度などを取り上げたことで、ニックは全米から疑いの目を向けられることになります。さらに、ニックには若い教え子との不倫関係もマスコミに暴露させられることなど、妻は結婚における幸福という絵に描いた餅を求めていたことが徐々に明らかにされていきます。
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『グッド・ウイル・ハンティング/旅立ち』(1997/ガス・ヴァン・サント監督)
天才的な頭脳を持ちながらも幼い頃に負ったトラウマから逃れられない一人の青年と、最愛の妻に先立たれて失意に喘ぐ心理学者ショーン・マグワイアとの心の交流を描いたヒューマンドラマである。
1997年12月のワールドプレミアでは当時は無名の俳優であったマット・デイモンが執筆した脚本の完成度の高さに注目が集まり、最終的にアカデミー賞やゴールデングローブ賞で脚本賞を受賞するなど高い評価を受けた。
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『消されたヘッドライン』(2009/ケビン・マクドナルド監督)
監督は「ラストキング・オブ・スコットランド」のケビン・マクドナルド、主演にラッセル・クロウ、ベン・アフレック。
ある日、ワシントンD.C.の地下鉄で気鋭の国会議員スティーブン・コリンズ(ベン・アフレック)の愛人(調査員兼助手)ソニアが死亡する事件が発生し、事件を追うことになった「ワシントン・グローブ」紙の敏腕記者カル(ラッセル・クロウ)は、別の無関係と思われていた黒人青年射殺事件の被害者にはかっぱらいの前科があること、また遺品の携帯電話の通話履歴から、彼がソニアに連絡していたことを突き止め、2つの事件の関連を調べ始めると、それぞれの事件につながりがあることを発見します。
スクープを狙うが、事件の裏側には民間戦争請負会社とアメリカ政界の深い癒着があることが描かれていきます。
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『ザ・コンサルタント』(2016/ギャビン・オコナー監督)
「アルゴ」の監督・主演を務めたベン・アフレックが、凄腕の殺し屋の顔を持つ謎の会計士を演じた本格派サスペンスアクション映画!
田舎町のしがない会計士クリスチャン・ウルフには、世界中の麻薬組織、武器商人ら危険人物の裏帳簿を仕切り、資金洗浄を助け、年収10億円を稼ぎ出すほかに、命中率100%のスナイパーという無敵の暗殺者(農場で1.5㌔先のメロンを打ち抜く技術を披露する)というもう一つの恐ろしい顔がありました。そんなウルフにある日、大企業であるリビング・ロボティクス社から社内の使途不明金に関する会計調査の依頼が舞い込みました。ウルフは重大な不正を見つけますが、その依頼はなぜか一方的に打ち切られ、その日からウルフは何者かに命を狙われるようになります。
アフレックが主人公ウルフを演じるほか、「マイレージ、マイライフ」のアナ・ケンドリック、「セッション」のJ・K・シモンズらが出演。
なお、今月、オコナー監督は、「ベンが演じるクリスチャン・ウルフの物語については、当初から3部作として考えていたんだ。2作目ではウルフと弟の関係をより掘り下げて描き、3作目はウルフ兄弟に焦点を当てたバディムービーにするつもりだよ」と明かにしています。続編の製作決定で楽しみがまた増えました。
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『そんな彼なら捨てちゃえば?』(2009/ケン・クワピス監督)
いつも自分ひとりで空回わりしてしまい、一向に運命の相手に出会えないジジ(ジニファー・グッドウィン)、同居して7年になるのに結婚する気のないニール(ベン・アフレック)と、本音を隠しつつも本当は結婚を望んでいるベス(ジェニファー・アニストン)、家の改築不動産業者コナー(ケヴィン・コナリー)に片思いされるヨガインストラクターのアンナ(スカーレット・ヨハンソン)がいた……。メリーランド州ボルチモアを舞台に、さまざまな事情を抱えた男女9人の恋模様が交錯していくラブコメディ! 恋の指南役に少しは役立つ映画なのだろうか!?
世界的に大ヒットしたテレビドラマシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ」の脚本スタッフ、グレッグ・ペーレントとリズ・ダシーロによる同名ベストセラーを映画化した恋愛群像劇。20代から30代の男女が織り成すさまざまな恋模様を、『旅するジーンズと16歳の夏』のケン・クワピス監督がコメディータッチで描く。
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『最後の決闘裁判』(2021/リドリ―・スコット監督)
巨匠リドリー・スコット監督が手掛ける26本目の長編映画。原作はエリック・ジェイガーのノンフィクション『決闘裁判 世界を変えた法廷スキャンダル』を基に描く。アカデミー脚本賞受賞作「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」(97)以来のタッグとなるマット・デイモンとベン・アフレック(さらにニコール・ホロフセナー)による脚本を映画化した歴史ミステリー。
1386年、百年戦争さなかの中世フランスが舞台。実際に執り行われたフランス史上最後の「決闘裁判」を基にした物語、描かれるのは、歴史を変えたとされる事件と、死を賭して己の正義を証明しようと挑んだ人々による衝撃の実話を描く。
フランス・ノルマンディーの騎士カルージュの妻マルグリットが、夫の旧友従騎士ル・グリに暴行されたと訴えるが、目撃者もおらず、ル・グリは無実を主張。真実の行方は、カルージュとル・グリによる生死を懸けた「決闘裁判」に委ねられる。
決闘の勝者は正義と栄光を手に入れ、敗者は罪人として死罪になる。そして、もし夫が負ければ、マルグリットも偽証の罪で火あぶりの刑を受けることになる(それほどのリスクを背負ってなお、女性の地位などほぼなかった時代に、彼女が声を上げたという事実が最重要)人々はカルージュとル・グリ、どちらが裁かれるべきかをめぐり真っ二つに分かれる。
TVシリーズ「キリング・イヴ Killing Eve」でエミー主演女優賞を受賞、今や鳥を落とす程の勢いに乗るジョディ・カマーが、女性が声を上げることのできなかった時代に立ち上がり、裁判で闘うことを決意する女性マルグリットに扮したほか、カルージュをマット・デイモン、ル・グリをアダム・ドライバー、カルージュとル・グリの運命を揺さぶる主君ピエール伯をベン・アフレックがそれぞれ演じており、豪華キャスト勢ぞろいの様相に圧倒される。
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『アルゴ』(2012/ベン・アフレック監督・主演)
「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」「パール・ハーバー」のベン・アフレックが、監督のほか製作・主演も務め、イランで実際に起こったアメリカ大使館人質事件の救出作戦を描くサスペンスドラマ。
1979年11月4日、イラン革命が激化するテヘランで過激派がアメリカ大使館を占拠する。52人が人質になるが、混乱の中、6人のアメリカ人が自力で脱出。カナダ大使の自宅に身を潜める。CIA秘密工作本部作戦支援部で人質救出を専門とするトニー・メンデスは、6名が過激派たちに発見され、殺害されるのも時間の問題だと判断し、一刻の猶予も無く6人を安全に国外へ脱出させるため、大胆不敵な作戦を立案しました。「アルゴ」という架空のSF映画を企画し、6人をカナダ人の撮影スタッフに偽装して出国させようとする底辺危険な奇想天外な作戦を実行します。
ストーリーは事実に基づく展開となっているそうですが、何点か事実と異なるところもあるとの事。その中で最大の違いは、クライマックスのイラン・メヘラーバード国際空港から旅客機が離陸する際、偽装に気付いた革命防衛隊員たちがこれを停めようとジープやパトカーで追いかけるシーンがありますが、実際には気付かれることなく出国審査をパスし、イランを脱出しているそうです。飛行機と革命防衛隊との追いかけっこは無かったと…
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『マクマホン・ファイル』(2020/ディー・リース監督)
アン・ハサウェイ、ベン・アフレック、ウィレム・デフォーら豪華キャスト共演で、ジョーン・ディディオンの同名政治スリラー小説を映画化した社会派サスペンス。
1980年代、アメリカ。敏腕ジャーナリストのエレナ(アン・ハサウェイ)は、ニカラグアで反政府ゲリラ、コントラの活動を取材していていました。しかし、政府高官が圧力をかけてきたために、エレナはコントラの取材を一時やめることを余儀なくされていました。
そんな時、年老いた父リチャード(ウィレム・デフォー)が倒れたとの知らせを受けて病院へ向かいます。ところが、父親からどうしてもやり遂げなければならない取り引きがあり、俺の代わりにお前がやってくれないかという武器輸出取引の仲介を頼まれます。中米での武器取引の世界に深入りすることは躊躇しながらも、もしかしたら中南米でのアメリカ政府の陰謀が分かるかもしれないという期待を抱き、足を踏み入れてしまいます。しかし、待ち構えていた世界は彼女が想像していた以上に、恐ろしい現実の世界でした…
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『恋におちたシェイクスピア』(1998/ジョン・マッデン監督)
若き日の文豪シェイクスピアの秘められた恋の行方を、虚実織り混ぜながら描いた恋愛歴史劇。
16世紀末のロンドン、ペストが蔓延し劇場の閉鎖が相次ぐロンドン。人気劇作家シェイクスピアは漸く長いスランプから抜け出そうとしていました。ある日、彼の新作のオーディションにトマスと名乗る若者がやって来ました。実はトマスは、裕福な商人の芝居好きな娘ヴァイオラが女人禁制の舞台に立つために男装した姿だったのです。逃げるように去ったトマスの後を必死に追って商人の屋敷に潜り込んだシェイクスピアは、そこでヴァイオラと出会い恋に落ちます。
しかし彼女には既に、親によって定められた貧乏貴族の婚約者がいました。燃え上がる恋心に創作意欲を刺激され、新作「ロミオとジュリエット」を書き上げていくシェイクスピアでしたが…
主演は「エリザベス」のジョセフ・ファインズ。本作品は第71回アカデミー賞で作品賞など7部門を受賞し、ヴァイオラ役のグウィネス・パルトロウが主演女優賞、エリザベス女王役のジュディ・デンチが助演女優賞に輝いています。
おすすめ映画感想|『恋におちたシェイクスピア』(1998/ジョン・マッデン監督)【U-NEXTで視聴】
『世界で一番パパが好き!』(2004/ケビン・スミス監督・脚本)
「チェイシング・エイミー」のケヴィン・スミス監督が五度目のコンビ作となる盟友ベン・アフレックを主演に迎え、子育てに奮闘するパパと7歳の娘の絆を温かなまなざしでみつめたハートウォーミングストーリー。なんと実話に基づく映画という事に驚きました。
娘の誕生と引き替えに、最愛の妻を出産後直ぐに失ってしまったオリー(ベン・アフレック)。その悲しみを忘れようと、音楽業界の宣伝マンとしての仕事に没頭するが、最重要なクライアントのウィル・スミス(実名)の些細なイベントの記者会見で大失態をやらかし仕事を失うことに。愛するニューヨークを離れて、ニュージャージーの実家へ戻ることになります。そこで道路清掃の仕事をしながら、初めて我が子を腕に抱いた彼の胸にわき上がってきたのは、妻を愛した証でもある娘への限りない愛情でした。「これからは世界一のパパになる」と宣言します。
そう約束した日から7年。オリーの娘のガーティ(ラクエル・カストロ)は、賢く愛らしい女の子に成長しています。小さな町での平凡だけど幸せな娘との生活。だが、オリーがもう一度NYでの人生を取り戻そうとした時、自分にとって本当に大切なものが見えなくなってしまいそうになります。
父娘はニューヨークに演劇「スウィーニー・トッド」を見に行きます。これが切っ掛けで後に、学校の学芸会で「スウィーニー・トッド」を演じる事になります。しかし、これはかなりショッキングな場面もあったことから、一瞬会場は氷り着いてしまいます。
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