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映画『消されたヘッドライン』(2009/ケビン・マクドナルド監督)感想‣ラッセル・クロウxベン・アフレック出演のサスペンス

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『消されたヘッドライン』のあらすじと概要

David MarkによるPixabayからの画像

2003年にイギリスBBCで放送され、英国アカデミー賞などを受賞したミニシリーズ「ステート・オブ・プレイ/陰謀の構図」を、舞台をアメリカに置き換えリメイク、映画化した作品。

監督は「ラストキング・オブ・スコットランド」のケビン・マクドナルド、主演にラッセル・クロウ、ベン・アフレック。

ある日、ワシントンD.C.の地下鉄で気鋭の国会議員スティーブン・コリンズ(ベン・アフレック)の愛人(調査員兼助手)ソニアが死亡する事件が発生し、事件を追うことになった「ワシントン・グローブ」紙の敏腕記者カル(ラッセル・クロウ)は、別の無関係と思われていた黒人青年射殺事件の被害者にはかっぱらいの前科があること、また遺品の携帯電話の通話履歴から、彼がソニアに連絡していたことを突き止め、2つの事件の関連を調べ始めると、それぞれの事件につながりがあることを発見します。

スクープを狙うが、事件の裏側には民間戦争請負会社とアメリカ政界の深い癒着があることが描かれていきます。

原題:State of Play

『消されたヘッドライン』のスタッフとキャストについて

Gino CrescoliによるPixabayからの画像

ケビン・マクドナルド監督:1967年 スコットランド・グラスゴー出身。

ラッセㇽ・クロウ(新聞記者カル・マカフリー):1964年生まれ、ニュージーランド・ウェリントン出身。ニュージーランド出身。映画撮影の仕出し屋だった両親に付いて、幼い頃より映画撮影現場に出入りする。やがて家族でオーストラリアに移住し、子役としてキャリアを開始。戦争ドラマ「アンボンで何が裁かれたか」(90)でデビューし、豪映画でキャリアを重ねた後、「クイック&デッド」(95)でハリウッドに進出した。

敏腕、熱血新聞記者役がとても板に付いていました。古いポンコツサーブを運転しています。また、ロン毛で何となくがさつながら、命を狙われながらも切り抜け、剥き出しの執念深さも中々の見どころでした。

映画感想|『プロヴァンスの贈り物』(2006/リドリ―・スコット監督)ラッセル・クロウ、マリオン・コティヤール出演

映画感想|『ナイスガイズ!』(2016/シェーン・ブラック監督)ライアン・ゴズリングとラッセル・クロウの共演

映画感想|『パパが遺した物語』(2015/ガブリエレ・ムッチーノ監督)ラッセル・クロウ主演の感動ドラマ。

ベン・アフレック(スティーヴン・コリンズ):幼なじみのマット・デイモンとの共作「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」(97)でアカデミー脚本賞を受賞し、一躍有名になる。その後「アルマゲドン」「恋におちたシェイクスピア」(ともに98)、「パール・ハーバー」(01)などの大作に次々と出演。

立派な議員役、公聴会では民間戦争請負会社と政府との癒着を暴き、正義感ぶりを如何なく発揮していきます。

映画感想|『二つ星の料理人』(2015/ジョン・ウェルズ監督)

映画感想|『グッド・ウイル・ハンティング/旅立ち』(1997/ガス・ヴァン・サント監督)

レイチェル・マクアダムズ(新聞記者デラ・フライ):学園ドラマ「ミーン・ガールズ」(04)で注目を浴びる。恋愛映画「きみに読む物語」(04)で日本でも広く知られるようになり、この作品ではライアン・ゴズリングと共演した。

優秀な若手新聞記者として活躍します。当初経験不足から編集長からはベテラン記者であるカルから取材方法等を学ぶようにと指示を受ける。

映画感想|『ミーン・ガールズ』(2004/マーク・ウォーターズ監督)リンジー・ローハン主演学園ドラマ

映画感想|『ミッドナイト・イン・パリ』(2011/ウッディ・アレン監督)

『消されたヘッドライン』のネタバレ感想

【ネタバレ有り】

最初から最後まで緊張感の続くサスペンス映画としてとても楽しめる作品です。また、最後まで真犯人については全く分からず、二転三転するストーリー展開に少し追うのに苦労させられました。正直まだ、劇中の展開で納得できない点も何点(なぜコリンズ議員の奥さん議員の殺された助手・愛人の報酬の月額を知っていたのか?)かあるのですが、それらを差し置いてもかなり面白い内容です。

コリンズ議員主催する公聴会で、民間戦争請負会社「ポイントコープ」(戦争で数百億㌦もの利益を上げている)のCEO相手に官民癒着振りを激しく批判して行く点は、本作視聴者から拍手喝采を受けるに違いありません。一方、そこまで言ったらただでは済まされないなと誰もが感じられるのではないでしょうか。(渥美清/寅さんの『それをいっちゃぁ、お仕舞よぉ!』ですね)しかしながら、この軍事産業会社の糾弾に関する進展は、すっかり肩透かしを食う形となってしまいます。これ以上の更なる追及は映画の中ではなされません。(最後にCEOの失脚等報道を見る事はできますが)この点はもう少し突っ込んで欲しいと期待していたのですが…唯一残念なところでした。

『ミーン・ガールズ』(04)学園コメディーのレジーナ役の印象が非常に濃いレイチェル・マクアダムズ。今回は若手新聞記者役で、ラッセル・クロウの手荒な指導に反発しながらも、必死に食らいついて行く頑張り屋の演技はかなりの好印象!

 

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