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映画『フレンチ・ラン』(2016/ジェームズ・ワトキンス監督)感想‣CIAはみ出し捜査官と落ちこぼれのスリとの超緊迫バディームービー!

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映画『フレンチ・ラン』のあらすじ・概要

パシフィック・リム」や「マイティ・ソー」シリーズで大活躍の俳優のイドリス・エルバが主演を務め、CIAのはぐれ者捜査官とスリの天才がコンビを組み、テロ事件の犯人捜索のためパリを奔走するバディムービー。

革命記念日前夜のパリ市街で爆弾テロが発生。過去に命令を無視してテロリストを射殺したこともある、CIAきってのはみ出し者の捜査官、ブライアーが捜査を担当することになります。ブライアーは早速、容疑者として浮上したアメリカ人浮浪者・スリの若者マイケルを確保しますが、マイケルが濡れ衣を着せられていることを感じ取ります。マイケルのスリの腕前を買ったブライアーは、自分自身の無実の証明のために捜査に協力するよう持ちかけ、マイケルもそれに応じ、異色の二人組は真犯人を探してパリの街を駆けめぐります。

マイケル役は「シンデレラ」のリチャード・マッデン。監督は「ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館」のジェームズ・ワトキンス。ジェレミー・レナー版「ボーン」シリーズ最新作の脚本を手がけるアンドリュー・ボールドウィンが参加しています。

 

2016年/92分/イギリス・フランス・アメリカ合作
原題:Bastille Day

Leif LindingによるPixabayからの画像

映画『フレンチ・ラン』のスタッフとキャストについて

ジェームズ・ワトキンス監督:未成年らに理不尽な理由で襲撃されるカップルを描いたスリラー『バイオレンス・レイク』にて監督デビュー。

イドリス・エルバ(CIAエージェント/ジョーン・ブライアー):英BBCドラマ「刑事ジョン・ルーサー」(10~11)で米ゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞し、主演映画「マンデラ 自由への長い道」(13)と助演を務めた「ビースト・オブ・ノー・ネーション」(15)でも同賞にノミネートされています/本作品では自分勝手な行動が多く、組織内で協調性が欠くという理由でパリに”左遷”されたCIAエージェント役を演じています。しかしながら、捜査能力、身体能力共に凄腕で頼り甲斐のある存在。

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リチャード・マッテン(パリに住むアメリカ人のスリ/マイケル・メイソン):人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のロブ・スターク役(11〜13)でブレイクを果たし、「暮れ逢い」(13)などを経て、ケネス・ブラナー監督の実写版「シンデレラ」(15)で王子役に抜てきされます/本作では、少年時代から既に素行が余り良く無かったという記録があるが、金を溜めて医大で勉強したいという希望を持っている。

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シャルロット・ルボン(反ファシストを掲げる活動家/ゾーエ):カナダ出身/警察の潜入捜査官に騙されて、反極右組織への爆弾抗議の片棒を担がされることになります。その後、”警察”(犯人グループ)からも命を狙われる事になります。

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映画『フレンチ・ラン』のネタバレ感想

【ネタバレ有り】

激しいアクションが連続する緊迫感の中にもユーモアが散りばめられたエンタテインメントムービー。かなり面白い! イドリス・エルバのCIA”不良”捜査官ブライアー/一匹狼の魅力が堪りません。相棒となる優男リチャード・マッデンの何度か見せるスリの超美技にも拍手喝采!

フランス国内で抱える異民族の爆弾テロ、不良警官の暴行事件に対する抗議デモを裏で扇動していた黒幕は何と”警察関係者という事はかなり早い内から分かっていました。92分という比較的コンパクトな上映時間の中に、ストーリーの展開の小気味よさは一切中弛みの無いテンポでした。また、意外な犯行の手口と恐るべき残虐性の数々は想像を絶する恐ろしさがありました。

しかし、不死身とも思われる頼れるブライアー捜査官の存在感は偉大です。但し、格闘シーンでは一発で悪党をノックアウトすることは稀で、もつれにもつれ最終的にどうにかこうにか決着をつけるというところは、視聴者に彼を応援させる為の、良く考えられたテクニックの一つなのかも知れません。

この邦題もう少しセンスのあるものにならないものか!?

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