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『隣人たち』観た。日常の”普通”が一番のホラーだと気付いた90分

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「隣人」って、どれくらい知ってる?挨拶する。宅配が来たら受け取る。
でも実はドアの向こうで何が起きてるかは全く知らない…
『隣人たち』は、その”知らない”を90分かけて怖がらせる映画だった。ものすごく親しい隣人が、ある日突然めちゃくちゃ変わることの狂気!

「隣人たち」のあらすじ

アン・ハサウェイとジェシカ・チャステイン二大人気女優が共演したサイコスリラー。作家バーバラ・アベルの小説をオリビエ・マッセ=ドゥパス監督が映画化した2018年のベルギー映画「母親たち」をリメイクした作品です。

1960年代、アメリカ。親友同士のセリーヌとアリスは、大都市郊外の隣り合った家に暮らしていました。お互い裕福な家庭で同じ年(8歳)のひとり息子を持つ彼女たちは、誰もが羨むような完璧で幸せな生活を送っていました。しかしある日、セリーヌの息子が不幸な事故に遭ったことで、ふたりの関係性は突如一変します。喪失感に苦しむセリーヌは、次第にアリスの息子テオに心を通わせるようになっていきます。アリスはその様子に疑念を持ちはじめ、やがてふたりは狂気と妄想の渦に呑み込まれていくことに…

セリーヌをアン・ハサウェイ、アリスをジェシカ・チャステインが演じ、母親ゆえの愛情や苦しみ、そして悲劇的な事故をきっかけに巻き起こる緊張感に満ちた駆け引きを圧巻の演技で見事に表現します。

 

2024年製作/94分/アメリカ・ベルギー・フランス・イギリス合作
原題:Mothers’ Instinct

「隣人たち」の感想・見どころ【ネタバレ無し!】

舞台が1960年代ということで、ファッション、自動車、建物なども古風なというよりは艶やかで、派手な印象を受けました。しかしながら、物語の展開はその華やかさとは真逆で徐々に狂気染みた方向へと進み始めます。

ネタバレしてしまうと、映画の面白みが削がれるのでネタバレしませんが、終末では想像を絶する展開に誰もがびっくり仰天するに違いありません。こんなことが実際に起こっていいのか、神は絶対に許さない様な気がします。実際ご覧いただき、各自判断をいただきたいものです…

「プラダを着た悪魔」などのアン・ハサウェイの「モーリーズ・ゲーム」のジェシカ・チャスティンとイメージは全く異なる役(心理描写が重点)をこれほど見事に演じ切る二人の大女優の迫真の演技力に魅了されました。2週間後には借家への引っ越しも計画されていたにもかかわらず、結局悲劇を防ぐことは出来ませんでした。また、結末は決して納得のいくものではありません。アリスの息子テオは本当に幸せになれたのでしょうか…ちょっと成長後の彼が心配…

それにしても「笑顔の裏に隠された狂気!」何を考えているか全く見当もつかない恐ろしさとはこのこと…

いくら真夏の酷暑日の午前中、朝一(10時)の一本目からこんな映画を観てしまって、鳥肌もの…(確かに冷房はガンガン効いていたが…)限りなく人間不信に陥ってしまう…

「隣人たち」のスタッフと出演者たち

ブノワ・ドゥローム監督:映画「MINAMATA ミナマタ」「博士と彼女のセオリー」などの撮影監督を担当。

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ジェシカ・チャスティン:70年代から80年代のアメリカで成功を収めたテレビ伝道師タミー・フェイを演じた「タミー・フェイの瞳」(21)では、第94回アカデミー主演女優賞を受賞。

新作映画『グッド・ナース』(2022/トビアス・リンホルム監督)感想‣数多くの入院患者を殺害したとされる実在の殺人鬼を描く ジェシカ・チャステイン×エディ・レッドメイン共演映画

アン・ハサウェイ:ミュージカル映画「レ・ミゼラブル」(12)でアカデミー助演女優賞を受賞。

映画感想|『レ・ミゼラブル(2012)』(トム・フーパー監督)パンを盗んだ罪で19年間服役後のジャン・バルジャンの後半生

こんな人におすすめ

・どんな役柄であろうとジェシカ・チャスティンとアン・ハサウェイの大ファンの人

・真夏の暑さを吹き飛ばすような背筋が凍るような恐怖に慄きたい人

・自分とはまったく異なる狂気じみた思考回路を持つ女性の似非体験をしたい人

・サイコスリラー映画のファンの人

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