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おすすめ本|「不動産激変-コロナが変えた日本社会」牧野知弘著(祥伝社新書)

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「不動産激変-コロナが変えた日本社会」の概要

Barry DによるPixabayからの画像

著者は不動産関係の数多くの著書があり、今回初めて著者の本を読んでみました。コロナ後の不動産事情の将来的な展望について詳しい意見はどんなものがあるのか、参考にしようと読み始めました。しかしながら、不動産関連の話は全体の2,3割程度で、内容の大半はコロナの影響で日本人の働きかたの変化、仕事、会社、ビジネスのトレンドの変貌に関わる意見の記載でした。それはそれで大変興味を引かれ、また、指摘されている内容も十分納得のいくものでした。

 

まもなく、不動産の姿は一変する! の
新型コロナ騒動が終了後、不動産の世界は激変し、まったく違う姿になっている! 「不動産のプロ」であり、長く現場の動向を観察してきた著者は、そう断言する。いったい、何が変わるのか。たとえば、従来社員一人当たり三坪で計算されてきたオフィスビル需要が急減するのは、リモートワークの常態化のため商業ビルの淘汰は、Eコマースの拡大のため。そして、都心の超高層マンションのメリットは喪失し、郊外の戸建てが取って代わる……などなど。
社会が変われば不動産も変わる。その構図を明らかにし、業界の明日を大胆に予測する!(本書より)

’(著者について)

牧野知弘(まきの・ともひろ)氏/1959年、アメリカ生まれ。東京大学経済学部卒業。ボストンコンサルティンググループを経て、三井不動産に勤務。2006年。J-REIT(不動産投資信託)の日本コマーシャル投資法人を上場。現在は、オラガ総研株式会社代表取締役としてホテルや不動産のアドバイザリーのほか、市場調査や講演活動を積極的に展開。不動産関係の数多くの著書を執筆している。祥伝社新書に『空き家問題』『民泊ビジネス』『インバウンドの衝撃』『不動産で知る日本のこれから』などがある。

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「不動産激変-コロナが買えた日本社会」のポイントと感想

ali konakによるPixabayからの画像

従来の居住地の選択の仕方が、コロナによるテレワークが浸透したことで、抜本的に変わるのではないかという将来図を描いており、非常に納得のいく内容だった。もはや、都心志向はごく一部の人々に限定され、大手町から駅何分、駅から徒歩何分という選択肢は意味を持たなくなるのではないかという大胆な予測に頷きました。会社に毎日出勤する意味がないと分かった人が多いので、社会が変化する可能性があると主張さています。

書著の意見では極論ですが、以前の様に社員全員が同じ時間帯に同じ場所に行く必要はないという。業界・業種によってとらえ方が異なるので、一概に今後あらゆる会社がテレワーク対応に突き進むとは思われないが、世の中のトレンドとして今まで以上に一か所のオフィスに集合するスタイルはマストではなくなる気がします。

当然の事としてある特定の業種では本社の場所がどこなのかは余り重要な問題ではなくなる事は言えると思います。そういう意味では大都市圏でのオフィス需要の変化、それに付随するサラリーマンの住居の選択肢も多様化し、『通勤に便利』という視点が徐々に薄れゆくのではないだろうか?(たまにしか行く必要の無い会社へのアクセスの便利さは重要なポイントにならなくなる!)

我々80年代入社世代の人は、入社時に「会社は這ってでも出ていく所」と教え込まれました。現在は様変わりして、「会社には出てくるな!」と言われています。やはり、これではコロナ禍が世の中を変える大きな弾みになるかもしれません。

「不動産激変-コロナが買えた日本社会」に対する世間一般的な意見はどのようなものがあるのか?

edvaldocostacordeiroによるPixabayからの画像

アマゾンカスタマーレビューを一部引用させて頂きます。賛否両論です。やはり専門である不動産分野の内容量が少なかったとの不満が多いように感じられます。一方、日本社会の働き方、我々の生活の今後の傾向につき有用な視点が提示されているとの意見も多くありました。

新型コロナの感染によって我々の働き方や生活は劇的に変わってしまったが、その兆しはコロナ以前にも現れていたものも少なくない。それらが否応なしに迫って来た結果としてその変化が加速された一面もある。また、今から2~3年経ってコロナ禍が収まった時に、日本社会がどうなっているのか、その時に不動産マーケットはどうなっているのか。予測は難しいが、短視眼的にならず、幅広い視野と柔軟な時間軸を持つ為には役に立つと思われる。

本書の内容の主題はサブタイトルの「コロナが変えた日本社会」で、不動産に関する内容は2割程度。コロナで社会がどう変化するかの記述は誰かがどこかで述べているような内容ばかり。不動産のこと以外、著者に聞く気が無い当方は超期待外れ。

最後に

Gerhard BögnerによるPixabayからの画像

近い将来、我々が所属するのは「会社」ではなく「街」であるという意見は最近つくづくそう思うようになってきました。わたしの住む街に平日の昼間自転車を漕いで買い物に行った経験は、かつて全くありませんでした。そして、平日の昼間は商店街・スーパーには余り人はいないのではないかと思いこんでいましたが、思い込みとは全く違い平日が昼間でも、結構多くの方が買い物をしたり、ゴルフ練習したし、地下鉄も朝夕程ではありませんが、それなりに混雑しているというのは大変意外な発見でした。コロナの影響もさることながら、会社人間だけが世の中を回している気になっていましたが、よく考えてみると会社勤めのサラリーマン以外に街で、地元で働き、生活している人の方が圧倒的に多い事に気づいたのも最近の驚きです。

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