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おすすめ本|『脳を鍛えるには運動しかない!』(ジョンJ.レイティ著)NHK出版

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おすすめ本の紹介
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人間の脳は走りながら進化した。脳と気持ちが劇的に変わる脳科学からの運動指南。空前の脳ブームとランニング・ブームを結ぶ待望の書!という触れ込みに思わず手を出した本書、日本出版は2009年と約10年前の本ですが、今回初めて読んでみました。

運動は健康に良い事は理解していましたが、健康は脳にも良いという説明がびっしり詰まった内容になっています。300ページ超の大作でもあり、全巻読み通すには少々骨が折れますが、膨大な研究成果(運動好きの健康志向者向けというよりももう少し医学的詳細の説明も多くされている)を惜しげも無く公開してくれているので実に感動モノです。

「運動は脳に良い」という事を確信して有酸素運動に専念出来るのではないでしょうか。

ライザップゴルフ

『脳を鍛えるには運動しかない!』の概要

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背表紙と言うのでしょうか表紙の裏に以下本書の内容の一部が記載されています。

  • 運動をさせた子供は成績が上がる
  • 運動すると35%も脳の神経成長因子が増える
  • 運動することでストレスや鬱を抑えられる
  • 運動で5歳児のIQと言語能力には大きな差がでる
  • 運動する人は癌にかかりにくい
  • 運動を週2回以上続ければ認知症になる確率が半分になる

どの言葉も大変に魅力のある内容ですが、本書にこれらの根拠が延々説明されています。運動といっても軽いウォーキング、自転車漕ぎではなく、心拍数を一定以上上げる事の出来る少しきつめの有酸素運動などが対象の様です。心拍数で最大心拍数の60-70%まで上げた方が良い等、その運動の目的によって目標値が定められています。

運動すると気分がスッキリすることは誰でも知っています。けれどもなぜそうなるのかわかっている人はほとんどいません。本書は「運動と脳」の関係に神経科学の視点から初めてしっかりとメスを入れ、運動するとなぜ学習能力が上がるのか──のみならず、ストレス、不安、うつ、ADHD、依存症、ホルモン変化、加齢といった人間の生活・人生全般に影響を及ぼすのか、運動がいかに脳を鍛え、頭の働きを取り戻し、気持ちを上げるかを解き明かします。  (アマゾン書評欄より引用)

これが本書の概要となります。

最近の他の本の感想投稿記事はこちら:

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『脳を鍛えるには運動しかない!』のトピックス(一部のみピックアップ)

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運動は脳の中の神経伝達物質と、そのほかの神経化学物質のバランスを保っている。脳内のバランスを保てば人生を変える事が出来る。

運動(=ある程度の心拍数を上げる事の出来る有酸素運動)をすることで脳内でどのような事が起こるかという説明が極めて科学的(医学的)に説明されていくので、非常に説得力のある内容になっています。

どんな運動をすればよいのかという問題の一例として、最大心拍数の60-70%を保って35分間ランニングマシンで走っただけで、認識の柔軟性が向上することが示された。対象は50才から64才までの40人に対して、新聞紙のようなありふれたものについて、どのような用途があるか、思いつく限り列記させるもの。これを二つのグループ①運動せず映画をみていた②上記の条件でランニングをした。

結果は一度運動をしたグループは、映画だけを見ていたグループと比較して明らかに認識の柔軟性が顕著になったとの実験結果が出ているそうです。

あとは、自分で実際有酸素運動に取り組み、実感してみるしか無い様な気がします。本で読んで知識として得たとしても何の面白味もありません。

わたしは、中学生より剣道に取り組みました。剣道の指導者から良く「剣道をやると、頭が良くなる」と言われたものです。子供ながら、剣道は竹刀で頭を良く叩かれ、逆に馬鹿にならないか心配したものです。また、剣道の激しい「掛かり稽古」(一定時間息を切らず、連続打ち込みする稽古)を良くやらされましたが、これは明らかに無酸素運動です。よって、本書によれば、一定時間脳や心臓が酸欠状態になっているので、余り良い影響は与えていなかったのかもしれません。

『脳を鍛えるには運動しかない!』の世間の一般的な意見はどんなものがあるのか?

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読書メーター他読者の書評の一部を引用させて頂きます。総じて、為になった。信頼出来るとの意見が多いようです。

この本は僕のバイブルです。40年かけてわからなかったことが、この本は教えてくれました。なんで、頭のいい奴と、頭の悪いやつがいるのか。なんで、勉強できる奴と、いくら頑張っても勉強できないやつがいるのか。ぼくは、後者です。もうこの本、4回読み直しました。

正直に言うと、ページ数が多くて途中でめんどくさくなり、最後まで目は通していない。しかしあの日以来週3〜4日の30分以上の有酸素運動はかかさずに行うようになった。方法は4万円程度のエアロバイクを購入し、ユーチューブを見ながら漕ぐという簡単なもの。気をつけているのはエアロバイクに付属の心拍計で常に120前後を保ち続け休まない事。続けて1カ月ほどで自分のスペックが上がっていると実感。頭の回転も良くなり、想起力も増し、ストレスに強くなり人間関係も前より良くなった。私にとって人生を変える一冊となった。

絶対に一読すべきです。皆さんの今後の人生にとって必ずプラスになります。
運動が身体面の健康にいいことは誰もが知っていますが、なかなか運動する気にはならないんじゃないでしょうか。ですがこの本を読むと俄然運動したくなります。
ざっくりと挙げるだけでも運動によって、学習成績向上、ストレス、不安、うつ、依存などに効果があるようです。しかも運動がもたらす効果の科学的な実験について書かれており説得力があります。

運動をすることで体は健康になる。それだけではない。頭と心をスッキリさせる効用もある。なんとな〜くそれはわかっていることだが、それを科学的に示し、また数々の臨床から病気の治癒効果もわかってきている。さあ、運動をしよう!

最後に

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本書後半部分に加齢=賢く老いるという章があります。そこでの実験で、普段余り運動をしない60才から79才までの人59名を二つのグループに分けて、6か月に渡り週三回、一時間ずつジムで運動をさせた。一方のグループはランニングマシンで歩かせ、もう一方のグループはストレッチ体操をしただけ。ランニングマシンでは最大心拍数の40%からスタートして段階的に最大70%まで上げたそうだ。

半年後被験者の内ランニングマシンで運動をした人は肺の酸素処理能力の指標である最大酸素摂取量が平均で16%上昇したそうです。更に重要なことは、MRI検査結果実験の前後では、前頭葉と側頭葉の皮質容積が増えていたという驚くべき結果が出ているそうです。(但し、再現性が無かったとの記載もあり…)

運動(ある程度強度を保った)は脳の老化を防ぐばかりか、脳の更なる発展も年齢に関係無く助ける様です。興味がある方は、是非本書を手に取りその内容を確認して頂ければと思います。

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