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おすすめ映画感想『愛しい人からの最後の手紙』(2021/オーガスティン・フリッゼル監督)‣60年代に書かれたラブレターの束を偶然見つけた記者が、禁断の恋の行方調査に!

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『愛しい人からの最後の手紙』のあらすじと概要

fancycrave1によるPixabayからの画像

1960年代に書かれたラブレターを発見した記者エリー。交通事故で記憶を失ったジェニファー・スターリング(ウッドリー)宛てに、不倫相手のアンソニー・オヘア(カラム・ターナー)が何度も送っていたその手紙から、2人の熱烈なロマンスに夢中になったエリー(フェリシティー・ジョーンズ)は、その結末を知るために2人を探し始めるというストーリーです。何とそのエリー自信も調査の途中で恋に落ちて行くという予想外の展開も加わり面白くなっています。

本作は「世界一キライなあなたに」の原作者としても知られる作家ジョジョ・モイーズの同名ベストセラー小説を映画化した作品です。

なお、ジョーンズとウッドリーは主演のほか、製作総指揮も手がけています。

2021年製作/110分/イギリス

原題:The Last Letter from Your Lover

Netflix配信にて視聴

『愛しい人からの最後の手紙』のスタッフとキャストについて

dendoktoorによるPixabayからの画像

オーガスティン・フリッゼル監督

シャイリーン・ウッドリー(ジェニファー・スターリング) 1991年生まれ、カリフォルニア州出身。07年、「Moola(原題)」でスクリーンデビューを果たし、長編2作目「ファミリー・ツリー」(11/アレクサンダー・ペイン監督)ではジョージ・クルーニーの娘役を演じた

フェリシティ・ジョーンズ(エリー):1983年、イギリス・バーミンガム出身。“車いすの物理学者”として知られるスティーブン・ホーキング博士の半生を描いた「博士と彼女のセオリー」(14)でホーキング博士の元妻ジェーンを演じ、アカデミー主演女優賞にノミネートされた。同作を機にハリウッドでの注目が高まり、トム・ハンクス主演の人気シリーズ第3弾「インフェルノ」(16)のヒロインに抜てきされた。

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カラム・ターナー(アンソニー・オヘア):マーク・ウェブ監督作「さよなら、僕のマンハッタン」(17)で主人公を好演。人気ファンタジーシリーズ第2弾「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」(18)で主人公ニュートの兄テセウス役に抜てきされた。

ジョー・アルウィン「女王陛下のお気に入り」「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」「ある少年の告白」(すべて18)などの話題作に出演している。

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『愛しい人からの最後の手紙』のネタバレ感想

Jürgen PolleによるPixabayからの画像

≪ネタバレ有り≫

偶然に整理していた本の中から見付けた不倫相手への熱い恋文を読んだ事を切っ掛けに、最終的に一体どんな結末を迎えたのかというラストへ観客を丁寧導いていくれます。極めて単純明快なストーリーの展開です。また、60年代の上流階級の優雅な生活の様子を垣間見る事も出来ました。60年も以前に書かれた恋のやり取りの古い手紙が、探し回れば、色々なところから続々と簡単に見つかるものなのかという疑問は多少残りました。現在の”メール”の無かった時代の手紙の存在の意味の大きさを改めて感じる映画でした。

そもそも、第三者に読まれる事は決して無いという前提で、気持ちを赤裸々に語った個人の手紙をあれこれ詮索していく内容に多少違和感を覚えました。しかしながら、ラストでは時間は掛かったもののエリーらの「お節介」のお蔭で二人は再会を果たすことが出来ます。永年のわだかまり(なぜ約束の時間に駅に来てくれなかったのか、、、)をついに解消することが出来ました。

人生では一瞬のひょっとした擦れ違いが、未来永劫の別れとなってしまうかもしれない恐ろしい面もある事など、思い知らされました。また、一時の情熱の高まりは、超えてはならない一線を超えてしまいますが、それが運命の出会いなので、倫理観に囚われることなく、時には本能に従うことこそ”正解”の場合があると語り掛けている映画です。

心の中で思っているだけで、実行せずにあとで、何も踏ん切りがつかなかった自分の弱さを悔いるより、実行に移して失敗した方が良い面も多々あります。理性と情熱のバランスだと思いますが、時には情熱に任せて行動を起こす必要もあると背中をそっと押してくれる映画であると感じました。

決して派手な映画ではありませんが、非常に興味をそそられる内容の映画です。

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