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おすすめ映画|『理想の女(ひと)』(2004/マイク・バーカー監督)感想‣上流階級の上質で気だるいバカンスを軸に交錯する二人の女性の運命

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『理想の女』のあらすじ概要

人気女優スカーレット・ヨハンソン主演の人間ドラマ。南イタリアの避暑地アマルフィにやってきたニューヨークの上流階級夫妻ロバートとメグ。これまで夫の愛を信じてきた若く貞淑な新妻メグだが、夫が奔放な恋愛遍歴を重ねてきたアメリカ女性アリーンと密会しているという良からぬ噂を耳にして動揺します。そんな傷つき混乱しているうちに、手袋屋さんで知り合ったダーリントン卿という若い貴族の独身紳士が言い寄ってきます。

オスカー・ワイルドの「ウィンダミア卿夫人の扇」を、1930年代のイタリアのセレブが集う高級避暑地アマルフィを舞台に映画化。監督は「完全犯罪」のマイク・バーカー。

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『理想の女』のスタッフとキャストについて

マイク・バーガー監督

スカーレット・ヨハンソン(メグ):1984年生まれ、米・ニューヨーク出身。8歳の頃から舞台に立ち、10歳のとき「ノース ちいさな旅人」(94)で映画デビュー。初主演作「のら猫の日記」(96)や「モンタナの風に抱かれて」(98)などで頭角を現す。➢本作では20才のまだ世間知らずで夫に頼り切りの幼い若妻役。信じ切っていた夫の浮気(?)に愕然と肩を落とします。悲観にくれる哀れな姿が余りにも見事な演技振り…

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ヘレン・ハント(アリーン):1963年米・ロサンゼルス出身。「恋愛小説家」(97)でアカデミー主演女優賞を受賞。その後の出演作に「キャスト・アウェイ」「ハート・オブ・ウーマン」(ともに00)/1930年代という不景気のニューヨークを追い出され、ヨーロッパに活路を見出して生きるしたたかな女性役ははまり役。

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トム・ウィルキンソン:「エターナル・サンシャイン」(04)、「バットマン ビギンズ」(05)といった作品でバイプレイヤーとして活躍し、「フィクサー」(07)ではアカデミー助演男優賞の候補なった。➢本作では3度目の結婚を夢見る初老の紳士役、アリーンに振り回され赤っ恥をかかされそうになるが最後に見事な起死回生(!)を遂げるか?

おすすめ映画|『エターナル・サンシャイン』(2004/ミシェル・ゴンドリー監督)

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『理想の女』のネタバレ感想

(ネタバレご注意!)

イタリアの高級避暑地が舞台となるヨーロッパ社交界は世界恐慌もどこ吹く風といった能天気な世界、大変優雅な別世界が繰り広げられていました。

前半部分は大富豪の優雅なパーティー三昧の生活の描写やスカーレット・ヨハンソンの相変わらずのモテ振りに暫く納得していました。しかしながら、夫ロバートが事もあろうにアメリカからやって来た魅惑的な女性・アリーン夫人の元に足繁く訪れる様子や小切手を切り大金をせっせと渡している様子が描写されるシーンには驚きを隠せませんでした。

更に追い打ちを掛ける様に貴族の老紳士はアリーンに求婚をする場面では、物語は正直やや支離滅裂で何が起きているか分からない展開となります…

やがて、ロバートとアリーンの関係は急転直下明解になります。それでも、アリーンがロバートを「強請る」理由までははっきりと語られていません。しかし、ある「事実」が明かされることで一挙に疑問は氷解して行きます。二人の対象的な女性、若い純真無垢な女性と中年の妖艶で老獪な女性との「関係性」は予想に反して全く意外でした。

超豪華なクルーザーでの駆け落ちまで仕組まれましたが、アリーンの捨て身の機転で危機一髪難を逃れる(本当は善良な夫を捨て去り、横恋慕のダーリントン卿と逃げ去る)事が出来ました。最後にはおまけまでついて来るハッピーエンドにはびっくり仰天しましたが…

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