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おすすめ映画『オン・ザ・ロード』(2012/ウォルター・サレス監督)感想‣戦後のアメリカを舞台とするロードムービー

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『オン・ザ・ロード』のあらすじと概要

1950年代のビート・ジェネレーションを代表する作家ジャック・ケルアックが、自身や友人たちをモデルに執筆した自伝的小説「路上」(57)を、「セントラル・ステーション」「モーターサイクル・ダイヤリーズ」のウォルター・サレス監督が映画化した青春ロードムービー。

脚本は「モーターサイクル・ダイヤリーズ」でアカデミー賞にノミネートされたホセ・リベーラ、製作総指揮にフランシス・フォード・コッポラ。父親の死に打ちのめされた若き作家サル・パラダイスは、自分とは正反対で、社会の常識やルールにとらわれない型破りな自由奔放な生き方をしている青年ディーン・モリアーティと出会い、ディーンの美しい18才の幼妻メリールウにも心を奪われていきます。3人はともに広大なアメリカ大陸を旅し、さまざまな人々との出会いと別れを繰り返しながら、人生の「真実」を見出していく。アメリカ、カナダ、メキシコ、アルゼンチンでロケを敢行して撮られた雄大な風景も、映画に深みを与えています。

サルは旅での出来事を克明にメモを取っており、彼らの「旅」が終焉を迎えたところで、旅の総括を一挙にタイプライターに打ち付け一遍の自伝的な小説に描き上げていきます。

出演は「コントロール」のサム・ライリー、「トロン:レガシー」のギャレット・ヘドランド、「トワイライト・サーガ」のクリステン・スチュワートが主演する他にキリステン・ダンスト、エイミー・アダムズ等豪華キャストも出演。製作総指揮はフランシス・フォード・コッポラ、2500万ドルの製作費を掛けている。

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『オン・ザ・ロード』のスタッフとキャストについて

ウォルター・サレス監督:1956年生まれ、ブラジル・リオネジャネイロ出身。

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サム・ライリー(サル・パラダイス):1980年イングランド出身。英ロックバンド「ジョイ・ディヴィジョン」のボーカル、故イアン・カーティスの伝記映画「コントロール」(07)で主演に抜てきされ、その演技力で一躍脚光を浴びる。

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ギャレット・ヘドランド(ディーン・モリアーティー):1984年生まれ、米ミネソタ州出身。俳優を志しロサンゼルスへ向う。そのわずか1カ月後に、ウォルフガング・ペーターゼンの歴史大作「トロイ」(04)で、ブラッド・ピット演じるアキレスのいとこ・パトロクロス役に抜擢されデビューを飾る。

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クリステン・スチュワート(メリーㇽウ):1990年生まれ。デビッド・フィンチャー監督「パニック・ルーム」(02)でジョディ・フォスター演じる主人公の娘役に抜てきされて注目を集める。「イントゥ・ザ・ワイルド」(07)などを経て、ベストセラーのバンパイア小説を映画化した「トワイライト」シリーズ全5作(08〜12)のヒロイン・ベラ役でブレイクする。

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キリステン・ダンスト(カミーㇽ):ディーンの二人目の妻役

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『オン・ザ・ロード』のネタバレ感想

主人公ディーンの自由奔放、ドラッグとセックスに溺れた生き方が必ずしもまともな人生とは思えませんが、戦後のアメリカの一断面垣間見る事のできる映画で、非常に興味深く見る事ができました。映画「イージーライダー」が1960年代を舞台にしているので、それよりも20年近く遡るアメリカを舞台としたロードムービーです。戦後直後、日本と違い、品不足を思わせる雰囲気は一かけらも無く、どこに行っても物は豊富、これが戦勝国アメリカの実態と分かりました。(変な方面に関心してしまいました。なお、当時のトルーマン大統領はアメリカ市民に節約を呼び掛けていたようで、本編の中で何度か繰り返されます)

北米大陸を西から東、また、東から西へ或は南へと、埃っぽい道路をひたすら車で旅する話です。同行するメリーㇽウ役のクリステン・スチュワートの素晴らしい演技に魅了されました。こんな魅力的な女性が同行する、どんな旅も楽しいに違いありません。

わたしはキリステン・ダンストを期待して観た本作品だったのですが、こちらは役柄的には出番も少なく、ディーンとの間に二人の子供(一人は身籠っていた)がありながら、最終的に相性が良くないカップルで破綻してしまったのが少し残念でした…

おまけに(ちょっと失礼ながら)、エイミー・アダムズも出演していました。南部の大きな古い屋敷に大勢の家族と住んでいるのですが、かなり風変わりな家族役です。

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