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「ゲイリー・オールドマン」出演のおすすめ10作品(最近観た映画、観直して観た映画限定、順不同)

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メイクと抜群の演技力で本人なのかどうか全くわからなくなってしまうゲイリー・オールドマンです。「レオン」では似合い過ぎていた悪徳麻薬捜査官のイメージが未だに脳裏から離れません。「トゥルー ロマンス」はコールガールの元ヒモ役の印象も更に怖かった! これ程見る人に深い印象を与え続ける俳優はそれ程多くはありません。出演作品全作を観賞した訳ではありませんが、取り敢えず観た10作品を取り纏めてみました。皆さんのお気に入りの作品が他にあれば、ぜひ教えてください。

 

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『Mank/マンク』(2020/デビット・フィンチャー監督)

「ベンジャミン・バトンの数奇な人生」「セブン」などの鬼才デビッド・フィンチャーがメガホンをとり、「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」のオスカー俳優ゲイリー・オールドマンが、不朽の名作「市民ケーン」の脚本家ハーマン・J・マンキーウィッツを演じたNetflixオリジナル映画。

1930年代のハリウッド。脚本家マンクはアルコール依存症に苦しみながら、新たな脚本「市民ケーン」の仕上げに追われていた。同作へのオマージュも散りばめつつ、機知と風刺に富んだマンク(ハーマン・J・マンキーヴィッツ)の視点から、名作誕生の壮絶な舞台裏・時代背景などを織り込み、ハリウッド黄金期の光と影を見事に描き出しています。

「市民ケーン」(1941)はアカデミー賞では9部門にノミネートされながら、受賞は脚本賞のみでした。当時、映画祭や映画館での上映に際しては妨害工作が行われたといいます。その理由は、この作品が実在の大富豪をモデルに、その生涯を皮肉たっぷりに描き、将来はどうなっていくかその結末まで予想し描いているからだそうです。当時としては、この映画の上映はかなり危険なものだったようです。

その人物、ウィリアム・ランドルフ・ハーストは、新聞、ラジオ、ニュース映画会社などを持ち、映画事業にも関わる有力者であるという、この事前知識は本作品を理解する為には是非必要です。

また、時代背景としては、1930年代の世界的な恐慌のなか、ヨーロッパではナチスの台頭などの背景が色濃く存在しており、政治と映画の関係が描出される作品となっています。

脇を固める出演者は「マンマ・ミーア!」のアマンダ・セイフライド、人気TVドラマ「エミリー、パリへ行く」のリリー・コリンズ、同じくTVドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のチャールズ・ダンスら豪華キャストが個性豊かな登場人物たちが演じています。

なお、作品中に出てくるカリフォルニア州知事選挙で、「カリフォルニアで貧困を終わらせる(End Poverty in California=EPIC)」というスローガンを打ち出し、民主党から立候補したのは、社会主義作家であるアプトン・シンクレアです。彼はのちに映画「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」(2007年)の原作となった小説『石油!』を著わしています。

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『バットマン・ビギンズ』(2005/クリストファー・ノーラン監督)

DCコミックスの人気キャラ「バットマン」の新作。両親を目の前で殺された大富豪ブルース・ウェインが、いかにしてバットマンとなり、悪と戦うに至るかを丁寧に描く。

監督は「メメント」「インソムニア」のクリストファー・ノーランで、キャストにはクリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、渡辺謙ら演技派が集結している。

あらすじ(冒頭のみ)

ゴッサム・シティの富豪、トーマス・ウェインの息子ブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)は、幼少期に幼馴染のレイチェル・ドーズ(ケイティ・ホームズ)と遊んでいた時に庭の古井戸に落ち、コウモリの群れに襲われる。以来コウモリに怯える様になり、両親と観劇していたオペラでコウモリ姿の役者を怖がって退場したところ、路地で強盗に襲われて両親は射殺されてしまう。孤児となったブルースは執事のアルフレッド(マイケル・ケイン)に育てられていたという話の発端から物語がスタートします、、、

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『ダークナイト ライジング』(2012/クリストファー・ノーラン監督

クリストファー・ノーラン監督による「バットマン ビギンズ」「ダークナイト」に続くシリーズ完結編。

「ダークナイト」から8年後を舞台に、ゴッサム・シティを破壊しようとする残虐な殺し屋ベインと戦い、謎に包まれたキャット・ウーマン/セリーナ・カイルの真実を暴くブルース・ウェインの姿を描く。

デント法施行によりゴッサム・シティに平和が訪れた。ブルース(クリスチャン・ベール)はバットマンを引退。しかしベイン(トム・ハーディ)という影の同盟の元信者が現れてブルースを破産に追いやり、ウェイン産業の核爆弾を起動させる。 真の黒幕はベインが愛するミランダ・テイト(マリオン・コティヤール)。ベインとミランダを倒すも爆弾は解除できずバットマンは海上で爆発させる。ブルースは死んだものと思われたが、ごく親しい者のところへ姿を現す。

主演のクリスチャン・ベールのほか、新キャストとしてアン・ハサウェイやノーラン監督の前作「インセプション」にも出演したトム・ハーディ、ジョセフ・ゴードン=レビット、マリオン・コティヤールらが超豪華スタッフが勢ぞろいの娯楽巨編。全世界の興業収益は1,085百万㌦に上るというから物凄い。

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『裏切りのサーカス』(2011/トーマス・アルフレッドソン監督)

スパイ小説の大家ジョン・ル・カレ(実際に英国情報局MI6で自ら諜報活動に従事した)のスパイ小説が原作の代表作を「ぼくのエリ 200歳の少女」のトーマス・アルフレッドソン監督、ゲイリー・オールドマン主演で映画化したスパイスリラー。1960年代のロンドン。東西冷戦の後期が舞台のある作戦の失敗でイギリスの諜報機関サーカスを引責辞職したジョージ・スマイリーに、ある日特命が下される。それは、いまもサーカスに在籍する4人の最高幹部の中にいる裏切り者=2重スパイを探し出せというものだった。共演にコリン・ファース、トム・ハーディ、ジョン・ハート、ベネディクト・カンバーバッチほか錚々たる俳優が出演する。

なお、時折名前が出てきますが、姿を現さない『カーラ』という人物がいます。これは敵国旧ソ連のスパイ組織の親玉だそうです。この人物名を記憶しておくと分かりやすいかもしれません。

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『ハンニバル』(2000/リドリ―・スコット監督)

アカデミー賞を受賞した傑作サスペンスミステリー「羊たちの沈黙」の続編で、トマス・ハリスの同名小説を映画化。

全米を震撼させたバッファロー・ビル事件から10年。レクター博士のヒントで犯人を逮捕したクラリスは、FBIのベテラン捜査官となっていた。しかし、麻薬密売人イベルダの逮捕の際、激しい銃撃戦の末に彼女を射殺したクラリスは、マスコミの非難を浴びFBI内部でも厳しい追求を受ける。

一方、レクター博士はイタリアに渡り、“フェル”博士としてフィレンツェの名家の蔵書を司る職に就いていた。

監督は「ブレードランナー」「エイリアン」のリドリー・スコット。前作で映画史に残るキャラクターとなったレクター博士をアンソニー・ホプキンスが再び演じ、クラリス役は新たにジュリアン・ムーアが務めている。

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『レオン』(1994/リュック・ベッソン監督)

「グラン・ブルー」のリュック・ベッソン監督のハリウッドデビュー作。舞台はニューヨーク。家族を殺され、隣室に住む殺し屋レオンのもとに転がり込んだ12才の少女マチルダは、家族を殺した相手への復讐を決心する。少女マチルダを演じるのは、オーディションで選ばれ、本作映画初出演となったナタリー・ポートマンの鮮烈なデビュー作。また、寡黙な凄腕の殺し屋レオンをベッソン作品おなじみのジャン・レノが演じています。

映画「レオン」の主題歌は、スティング「Shape of my Heart」超絶の名曲!

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『ウーマン・イン・ザ・ウインドー』(2021/ジョー・ライト監督)

「つぐない」「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」のジョー・ライト監督が、エイミー・アダムス、ゲイリー・オールドマン、ジュリアン・ムーアら豪華実力派キャストを迎えて描いたサスペンススリラー。

A・J・フィンの同名小説…全世界100万部突破、を原作に、広場恐怖症を抱えた主人公が、隣家で起こった恐ろしい出来事を目撃したことをきっかけに、不可解な出来事に翻弄されていく姿を描く。

“サスペンスの帝王”と称されたアルフレッド・ヒッチコック監督作品へのオマージュを感じ、60年以上も前の傑作「裏窓」を想起させられる映画となっています。

広場恐怖症のため外に出られない心理学者のアナ・フォックス(エイミー・アダムズ)は、夫と娘と生活を別にして、ニューヨークの高級住宅地の屋敷に十カ月もひとりこもって暮らしていた。また、大量の薬を服用し、アルコールに浸っている彼女の慰めは古い映画とアルコール、そして窓から隣近所を覗き見ることでした。

向かいの家に越してきたジェーン(ジュリアン・ムーア)と知り合った彼女は、ジェーンと夫アリステア(ゲイリー・オールドマン)の生活を覗き見るようになる。ある日、ジェーンが恐ろしい暴力に遭遇している場面を目撃したアナは警察に通報するが、アリステアは何も起きていないと主張。警察も、病を抱え、アナの言うことを信じてくれません。さらに、ジェーンを名乗る別の女性も現れることから、アナは自分自身が信じられなくなっていきます。

おすすめ映画|『ウーマン・イン・ザ・ウインドー』(2021/ジョー・ライト監督)エイミー・アダムズ主演スリラー映画

『欲望のバージニア』(2012/ジョン・ヒルコート監督)

シャイア・ラブーフ、トム・ハーディ、ジェシカ・チャステインら豪華キャストが共演し、アメリカ禁酒法時代に実際にあった復讐劇を映画化。

1931年、アメリカ禁酒法時代に、本作品の舞台であるバージニア州フランクリンは世界一密造酒の製造が盛んで非合法的に密造酒を売るボンデュラント兄弟の実話に基づく復讐劇が描かれています。密造酒ビジネスで名を馳せたボンデュラント3兄弟のリーダー格である次男フォレストは、シカゴから来た女性マギーを経営する酒場に雇いますが、彼女に心を奪われ恋仲になります。三男ジャックは牧師の娘バーサに恋をしたことから、何となく頼り甲斐に掛けるものの、活発に動き回り、兄弟の力関係に微妙に変化が起こり始めます

一方、新しく着任した特別補佐官レイクスは高額の賄賂を要求しますが、兄弟はこれを拒否。するとレイクスは、脅迫や暴力によって兄弟の愛する女性や仲間たちに執拗に危害を加え始めます。

その他のキャストにジェイソン・クラーク、ミア・ワシコウスカ、ゲイリー・オールドマン、ガイ・ピアースら。監督は「ザ・ロード」のジョン・ヒルコート。

おすすめ映画|『欲望のバージニア』(2012/ジョン・ヒルコート監督)アメリカ禁酒法時代に実際にあった復讐劇を映画化。

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『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』(2017/ジョー・ライト監督)

名優ゲイリー・オールドマンがイギリスの政治家ウィンストン・チャーチルを演じ、第90回アカデミー賞で主演男優賞を受賞した歴史ドラマ。

主戦派チャーチルの65歳で新首相に就任してから、ダンケルクの戦いまでの知られざる4週間を、「つぐない」の映像派ジョー・ライト監督のメガホンで描いた。陰影を上手く使った映像、上空から俯瞰するような独特の視点など見どころも大変に多い。第2次世界大戦初期、ナチスドイツの破竹の勢いによってフランスが陥落寸前にまで追い込まれ、イギリスにも侵略の脅威が迫っていました。歯に衣着せぬ物言いと妥協しない性格で政敵も多く、挙国一致内閣を率いながらも和平交渉派に追い込まれ孤立感を深めていました。

一方、連合軍は北フランスの港町ダンケルクの浜辺で独軍に包囲され、ヨーロッパ大陸に展開していたイギリス陸軍は全滅の危機を迎えていました。就任したばかりの英国首相ウィンストン・チャーチルの手にヨーロッパ中の運命が委ねられることになります。ヒトラーとの和平交渉か徹底抗戦か、究極の選択を迫られるチャーチルでした…

なお、ダンケルクの戦いを兵士と民間の船乗りたちの視点で描いたクリストファー・ノーラン監督の「ダンケルク」と、本作品は互いに補完し合う内容になっているで興味深い。

チャーチルを支える妻クレメンティーンに「イングリッシュ・ペイシェント」のクリスティン・スコット・トーマス、秘書エリザベス役に「ベイビー・ドライバー」のリリー・ジェームズ、英国王ジョージ6世役に「名もなき塀の中の王」のベン・メンデルソーン。脚本は「博士と彼女のセオリー」のアンソニー・マッカーテン。アカデミー賞では主演男優賞のほか、オールドマンの特殊メイクを担当した日本人メイクアップアーティストの辻一弘らがメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した。

おすすめ映画|『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』(2017/ジョー・ライト監督)

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『トゥルー ロマンス』(1993/トニー・スコット監督)

クエンティン・タランティーノが監督デビュー前に執筆した脚本をもとに「トップガン」のトニー・スコット監督がメガホンをとり、マフィアと警察から追われるカップルの破滅的な愛と逃避行を描いたロード・ムービー、バイオレンス&ロマンス。

プレスリーとカンフー映画を愛する青年クラレンスは、勤め先の上司が差しむけた妖艶なコールガールのアラバマと瞬く間に恋に落ち、翌日結婚します。アラバマの元ヒモで麻薬の密売人(ドレクスル・スパイビー)を成りゆきで殺してしまったクラレンスは、彼女のものと間違えて持ち帰ったスーツケースから、大量の麻薬を発見します。ふたりはその麻薬を売って新生活を始めようとするが、マフィアと警察、地に狙われるハメになってしまい、さらに地元のワルも絡む大騒動になります。

クリスチャン・スレイターとパトリシア・アークエットが主人公カップルを演じ、共演にもブラッド・ピット、ゲイリー・オールドマン、クリストファー・ウォーケン、デニス・ホッパーら豪華キャストが大集結。

おすすめ映画|『トゥルー ロマンス』(1993/トニー・スコット監督)アクション・バイオレンスとラブ・ロマンス!

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