大抵の映画では、出演者を一目見てショーン・ペンとずぐ分かりますが、映画『カリートの道』で弁護士デイブに扮している時はまったく別人になっていました。髪型をガラリと変えて体重を増量、銀ぶち眼鏡に洒落たスーツ、それまでとは全く違った外見を作りあげ、人生を踏み外し問題を抱えた弁護士役、挙句の果てに主人公役アル・パッチーノが致命的な問題を抱える事に…なお、本作は偶然にも、今週11月28日(火)[NHK BSプレミアム]午後1:00〜3:25で放送される事を知りました。一方、女性にもて過ぎなのが「玉に瑕」で、同性には受けないのかと思いきやそんな事はありません…女性にもてる秘訣が映画を見れば、少しでもわかるのではないかと必死に映画を見まくりましたが…
ショーン・ペンおすすめ10作品★第一弾リストはこちら ↓↓↓
「ショーン・ペン」出演(監督)映画おすすめ10作品(最近見た映画、見直した映画限定、順不同)
- 『ザ・ガンマン』(2015/ピエール・モレル監督)
- 『リコリス・ピザ』(2021/ポール・トーマス・アンダーソン監督)
- 『俺たちは天使じゃない』(1989/ニール・ジョーダン監督)
- 『ザ・インタープリター』(2005/シドニー・ポラック監督)
- 『オール・ザ・キングスメン』(2006/スティーブン・ザイリアン監督)
- 『L.A. ギャング ストーリー』(2013/ルーベン・フライシャー監督)
- 『デッドマン・ウォーキング』(1996/ティム・ロビンス監督)
- 『ギター弾きの恋』(1999/ウッディ・アレン監督)
- 『カリートの道』(1993/ブライアン・デ・パルマ監督)
- 『ラスト・フェイス』(2016/ショーン・ペン監督)
『ザ・ガンマン』(2015/ピエール・モレル監督)
「ミスティック・リバー」「ミルク」で2度のアカデミー主演男優賞を受賞している演技派ショーン・ペンが、引退後ふたたび銃を取ることとなる元特殊部隊最強の男を演じ、まさかの本格アクションに初挑戦した映画。
愛する恋人も捨て、ひっそりと平穏な生活を送っていた元特殊部隊最強の暗殺者ジム。除隊から数年後、再び今後に戻り人道的支援活動に精を出していたジムは何者かに命を狙われます。アフリカ・コンゴ民主共和国の鉱山利権に絡む極秘の鉱業大臣暗殺作戦に参加した、かつての仲間たちが次々と殺されている事実を知ったジムは、自身の身を守るため、そして命を狙う敵の正体を暴くため、再び銃を取ります。
なお、本編は1981年にジャン=パトリック・マンシェットが発表した小説『眠りなき狙撃者』を原作としています。
映画『ザ・ガンマン』(2015/ピエール・モレル監督)感想‣演技派ショーン・ペン50男が身体を見事に鍛え上げハード・アクション映画に初挑戦!
『リコリス・ピザ』(2021/ポール・トーマス・アンダーソン監督)
「マグノリア」でベルリン国際映画祭の金熊賞を受賞したほか、カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界3大映画祭の全てで監督賞を受賞しているポール・トーマス・アンダーソン監督が、自身の出世作「ブギーナイツ」と同じ1970年代のアメリカ、サンフェルナンド・バレーを舞台に描いた青春物語。主人公となるアラナとゲイリーの恋模様を描く。サンフェルナンド・バレー出身の3人姉妹バンド「HAIM(ハイム)」のアラナ・ハイムがアラナ役を務め、長編映画に初主演。また、アンダーソン監督がデビュー作の「ハードエイト」から「ブギーナイツ」「マグノリア」「パンチドランク・ラブ」など多くの作品でタッグを組んだ故フィリップ・シーモア・ホフマンの息子クーパー・ホフマンが、ゲイリー役を務めて映画初出演で初主演を飾っています…
『俺たちは天使じゃない』(1989/ニール・ジョーダン監督)
刑務所を脱走した2人の男が巻き起こす珍騒動を描くアクション・コメディ。マイケル・カーティス監督による55年製作の同名作品(ハンフリー・ボガート主演の同名作品を大幅にアレンジ)のリメイク版で、エグゼクティヴ・プロデューサーは主演のロバート・デ・ニーロ。
舞台は1935年のカナダに近いアメリカの刑務所。極悪囚人のボブが処刑される寸前に看守たちを撃ち殺して脱走をはかります。処刑場にたまたま居合わせたコソ泥のネッドとジムは訳がわからないままボブと共に脱走し、二人はカナダ国境を目指しました。しかし途中ニューイングランドの小さな町で老婆と出くわし、出任せで言った言葉からあれよあれよと言う間に著名な神父様に間違われ修道院での生活が始まる事になります……。
おすすめ映画『俺たちは天使じゃない』(1989/ニール・ジョーダン監督)感想‣デ・ニーロとショーン・ペンによる初共演作、大爆笑コメディ!
『ザ・インタープリター』(2005/シドニー・ポラック監督)
アフリカの小国、国内紛争の続くマトボ共和国出身のシルビア(ニコール・キッドマン)は、現地のクー語の通訳として国連本部で働いています。ある日、彼女はマトボの大統領暗殺計画に関する会話を偶然聞いてしまいます。それ以来、危険がつきまとう彼女の身を守るため、シークレットサービスが送り込まれます。そのうちの一人、ケラー(ショーン・ペン)はシルビアの言動が噛みあわず彼女に疑惑を持ちはじめ、何かを隠しているのではと疑い始めます・・・暴力の連鎖の悲劇を描いたポリティカル・サスペンス映画。なお、国連では長年、内部での映画などのロケの許可を与えてきませんでしたが、この映画では特別に許可が与えられたそうです。
おすすめ映画『ザ・インタープリター』(2005/シドニー・ポラック監督)感想‣ニコール・キッドマンが国連通訳で世界平和に貢献!?
『オール・ザ・キングスメン』(2006/スティーブン・ザイリアン監督)
「シンドラーのリスト」のスティーブン・ゼイリアン監督がショーン・ペン&ジュード・ロウ主演で放つ政治サスペンス。実在の政治家をモデルにしたロバート・ペン・ウォーレンの小説「すべての王の臣」を、1949年のアカデミー作品賞受賞作に続いて2度目の映画化。下級役人のウィリーは、ある政治汚職を追及し、逆に辞職に追い込まれるが、何と知事選に担ぎ出されることになります。実はそれは、対立候補の票を割る当て馬だったのです。それを知ったウィリーは、演説原稿を破り捨て、自身の言葉で民衆に訴え掛けて知事に見事当選してしまいますが…。理想を胸に州知事に上りつめた叩きあげの政治家と彼を追う富裕層出身の新聞記者の運命が描かれます。1920~30年代にルイジアナ州知事として実在したヒューイ・ロングをモデルにした物語です。アンソニー・ホプキンス、ケイト・ウィンスレット、マーク・ラファロら豪華キャストが脇をしっかり固めています。
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『L.A. ギャング ストーリー』(2013/ルーベン・フライシャー監督)
1940年代から1950年代のロサンゼルスで起きた実話を基に、ギャングと警察官の抗争を描いたクライムアクション。ドラッグや銃器取引、売春で得た金を使い、警察・判事や政治家をも意のままに操る大物ギャングのミッキー・コーエンは、自らを「神」と豪語し、ロサンゼルスを支配します。しかし、そんなコーエンを打ち破るべく、6人の警察官が立ち上がります。警察当局は一切の責任を負わないという命がけの任務に就いた6人は、警察官という素性も名前も隠し、コーエン率いるギャング組織へ戦いを挑みます
おすすめ映画『L.A. ギャング ストーリー』(2013/ルーベン・フライシャー監督)感想‣LAのギャング、ミッキー・コーエンとロス市警の壮絶な戦いを実話を基に描出
『デッドマン・ウォーキング』(1996/ティム・ロビンス監督)
死刑囚とカトリックの修道女の心の交流を綴ったシリアス・ドラマ。実際に何人もの死刑囚に精神アドヴァイザーとして付き添った、死刑廃止論者である修道女シスター・ヘレン・プレイジョーン本人と、彼女の同名著書(邦訳・徳間文庫)に感銘を受けた、「依頼人」の演技派女優スーザン・サランドンがヒロインをつとめています。彼女の伴侶で「ショーシャンクの空に」などの個性派俳優ティム・ロビンスが「ボブ・ロバーツ」についで監督・脚本を手がけ、夫婦共同で映画化。サランドンは通算5度目のノミネートだった本作で、アカデミー主演女優賞をみごと受賞しています。対する死刑囚には「カリートの道」のショーン・ペンが扮しました。
ルイジアナ州ニュー・オーリンズ。セント・トマスの希望の家で働くシスター・ヘレン(スーザン・サランドン)は死刑囚、マシュー・ポンスレット(ショーン・ペン)から何度か手紙を受け取ります。マシューは相棒と二人でカップルを惨殺し、州立刑務所に収監されていました。死刑囚と会うのは初めての経験でしたが、ヘレンはマシューの求めに応じ刑務所を訪れ、彼と面会を重ねて行きます…
おすすめ映画『デッドマン・ウォーキング』(1996/ティム・ロビンス監督)感想‣ショーン・ペン、スーザン・サランドンの演技が素晴らしい!
『ギター弾きの恋』(1999/ウッディ・アレン監督)
1930年代、ジャズ全盛期のシカゴが舞台。ジプシージャズの天才ギタリストのエメット・レイを描いたコメディ映画。(実話ではない!!) 彼は“世界で2番目”を自称するギタリスト、音楽の才能に恵まれながらも派手で自堕落な生活を送っていました。ある日彼は口のきけない純情な女性ハッティと出会い、愛しあうようになります。時にエメットに横暴な態度をとられながらも、献身的に愛を捧げ続けるハッティ。やがてエメットはギタリストとして名声を手に入れますが、何ものにも束縛されない気まぐれ生活がやめられず、ハッティを捨て上流階級の女性ブランチと衝動的に結婚していまいます。
おすすめ映画『ギター弾きの恋』(1999/ウッディ・アレン監督)感想‣ジャズギタリストのエメットが奏でる音色に魅了されて…
『カリートの道』(1993/ブライアン・デ・パルマ監督)
1975年、ニューヨーク。麻薬ビジネスで名を馳せた暗黒街の大物元麻薬王のカリート(アル・パッチーノ)は、親友の弁護士デイヴ(ショーン・ペン)の尽力によって、刑期30年のところ、たった5年で刑務所から出所します。彼は犯罪から足を洗うことを決意し、クラブの経営者に収まります。かつての恋人ゲイルとよりを戻すことが出来、南国バハマでレンタカー屋を営むという夢を叶えるため、堅気の生活を送りながら貯金に精を出しています。しかし、捜査当局からは執拗にマークされ、さらにブロンクスの新興マフィア、ベニーとのいざこざも絶えません。そんな折、カリートはマフィアに脅迫されていた弁護士デイブを助けますが、それがきっかけで命を狙われるハメに……。パチーノとデ・パルマ監督が「スカーフェイス」以来、久々に手を組んだアクション・ドラマ。
おすすめ映画『カリートの道』(1993/ブライアン・デ・パルマ監督)感想‣アル・パッチーノの圧倒的な演技に魅了される至福の145分!
『ラスト・フェイス』(2016/ショーン・ペン監督)
「イントゥ・ザ・ワイルド」などで監督としても活躍するオスカー俳優ショーン・ペンがメガホンをとり、「アトミック・ブロンド」のシャーリーズ・セロン&「ノーカントリー」のハビエル・バルデム共演でアフリカ内戦の過酷な現実を描いた社会派ドラマ。貧困国に医療援助資金を提供する組織に所属するレンは、西アフリカの内戦地帯で救援医師のミゲルと出会う。自らの危険を顧みず患者たちを救おうとするミゲルに心を動かされたレンは、彼に惹かれ、過酷な状況下で互いに支え合うように。しかし、ミゲルのある裏切りによって2人の関係は切り裂かれてしまいます。
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