『L.A. ギャング ストーリー』のあらすじと概要
1940年代から1950年代のロサンゼルスで起きた実話を基に、ギャングと警察官の抗争を描いたクライムアクション。ドラッグや銃器取引、売春で得た金を使い、警察・判事や政治家をも意のままに操る大物ギャングのミッキー・コーエンは、自らを「神」と豪語し、ロサンゼルスを支配します。しかし、そんなコーエンを打ち破るべく、6人の警察官が立ち上がります。警察当局は一切の責任を負わないという命がけの任務に就いた6人は、警察官という素性も名前も隠し、コーエン率いるギャング組織へ戦いを挑みます。監督は「ゾンビランド」のルーベン・フライシャー。出演はジョシュ・ブローリン、ライアン・ゴズリング、ショーン・ペン、エマ・ストーンら多彩な顔触れ。
2013年製作／113分／アメリカ
原題：Gangster Squad
『L.A. ギャング ストーリー』のスタッフとキャストについて
ルーベン・フライシャー監督：長編デビュー作『ゾンビランド』の成功で知られ、それまではシスコシステムズ、ユーロスター、ESPNなどのテレビCMなどを製作。
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ジョシュ・ブローリン（ジョン・オマラ）：巡査部長。無口で頑固な性格だが正義感は強い。コーエンを恐れないオマラは、本部長の目に留まり特別任務に就きます。軍隊帰りで”戦い”方を良く知る。身重の妻がいるにもかかわらず、正義の為たいへん危険なこの”特別任務”を引き受ける。
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ライアン・ゴズリング（ジェリー・ウーターズ）巡査部長。ジョンの同僚。正義感はあるが酒浸りの怠惰な生活を送っている。
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ショーン・ペン（ミッキー・コーエン）巨大ギャングのボス。元ボクサーのユダヤ系。
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エマ・ストーン（グレイス・ファラデー）：コーエンの情婦。礼儀作法の先生。元は映画スターになるのが夢だった。ジェリーと恋仲になる。
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ニック・ノルティ（ビル・パーカー）市警本部長。コーエンに屈しない大人物としての貫禄十分。
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『L.A. ギャング ストーリー』のネタバレ感想・見どころ
戦後の混乱期のＬＡ、ギャングが裏社会を仕切る凄まじい無法ぶりの様子が冒頭描かれていました。ショーン・ペン演じるギャングのボス・コーエンは物凄く残忍な人間として登場します。商売敵やミスを犯した手下に対しては情け容赦が有りません。
一方、ギャングに対抗するＬＡ警察の特殊グループのメンバーもギャングを凌ぐ暴れん坊ぶりを発揮、コーエンの金ずるであるキャバレー、カジノ更に麻薬取引(更にはＬＡ以西の電信網の独占）の拠点を徹底的に破壊し尽くします。ギャングの蔓延る社会を根絶やしにしようと目論みます。コーエン一味はＬＡの政治・司法・警察に賄賂をばらまく事で、深く根を広げている様子も描かれていました。
何度かの失敗を犯したり、仲間を銃撃戦などで失ったりしますが、最後には無事目的を遂げます。
見どころとしては、ライアン・ゴスリングのちょっと気障な警官らしからぬ風貌ながら、しっかりと活躍する姿、更には事もあろうにギャングのコーエンの情婦(エマ・ストーン）とこっそり付き合うという”堂々”とした太い無神経ぶりの演技も見モノですが、やはり、ジョシュ・ブローリン扮するオハラ巡査部長の太々しい顔、猪突猛進タイプながら、機関銃の弾すらも彼を避けるという不死身さに拍手喝采です。
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