『デューン 砂の惑星 PART2』のネタバレ感想・見どころ
【ネタバレ有り。未視聴の方、要注意】
広大な砂漠に覆われた地球以外の”惑星”が舞台というだけでわくわくしてしまいますが、その映像美が素晴らしい。砂虫(サンドワーム)を呼び寄せる音響発信装置からの不思議な重低音が鳴り響くところも何となく神秘的。砂虫に支配されている茫漠とした砂漠ですが、砂漠の民フレメンは砂虫を見事に操り、”乗りこなす”ことが出来ます。この怪物の全体像ははっきりしませんが、小型のものから超巨大なものまで棲息しているようです。そして、その生物の青色の生き血(体液=”命の水”と呼ばれる)を飲む(男性が飲むと命の危険を伴う)と、脳内で過去の何世代に渡る歴史を振り返る経験をします。
時間の関係でスクリーンXで観賞しました。まあまあでした!iMAXとどう違うのか詳しくありませんが…
本作の出演陣には圧巻です。主演ティモシー・シャラメ以外に目を引くのが主演級の女優陣の勢揃いには驚きました。ゼンデイヤ、レベッカ・ファーガソン、フローレンス・ピュー、レア・セドゥ、シャーロット・ランプリングなどの出演は凄いと思いました。フローレンスは皇帝の勝気な娘イルーラン役、ストーリーの終盤ではいきなり、「ポールは私と結婚して、彼は皇帝になる」と宣言した場面ではびっくり仰天しました。それを目の当たりに聴いたそれまでポールと恋人気分でいたこちらも相当気の強そうなチャニ(ゼンデイヤ)の慌てふためく顔の変化が実に見事な演技でした…果たして、次作(パート3)でポールはイルーランと結婚してしまうのか、はたまた一波乱があるのか、ちょっと楽しみな展開です。
『デューン 砂の惑星 PART2』あらすじ概要
「メッセージ」「ブレードランナー2049」のドゥニ・ビルヌーブ監督がフランク・ハーバートのSF小説を映画化し、第94回アカデミー賞で6部門に輝いたSFアドベンチャー大作「DUNE デューン 砂の惑星」の続編。
物語の舞台、その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる砂に覆われた惑星デューンで繰り広げられたアトレイデス家とハルコンネン家の壮絶な戦い。ハルコンネン家の陰謀により一族を滅ぼされたアトレイデス家の後継者ポール(ティモシー・シャラメ)は、ついに反撃の狼煙を上げます。砂漠の民フレメンのチャニ(ゼンデイヤ)と心を通わせながら、救世主として民を率いていくポールですたが、宿敵ハルコンネン家の次期男爵フェイド=ラウサ(オースティン・バトラー)がデューンの新たな支配者として送り込まれてきます。
『デューン 砂の惑星 PART2』のスタッフとキャストについて
ドゥニ・ビルヌーブ監督:監督は、前作『DUNE/デューン 砂の惑星』の公開前から3部作構想を明かしており、「(物語に)敬意を払うには最低でも3本は必要」との熱意を示していたと言います。本作内でも次回作に続くであろう伏線は敷かれている感触はあります。
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ティモシー・シャラメ(ポール・アトレイデス)主人公。アトレイデス公爵家の後継者。フレメンから救世主として“ムアディブ”と呼ばれることになります。
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ゼンデイヤ(チャニ)フレメンの一人であり、ポールの恋人。武芸にも優れる
レベッカ・ファーガソン(レディ・ジェシカ):ポールの母。レト公爵の愛妾であり、帝国の真実を語る女性のみで結成された秘密結社ベネ・ゲセリットのメンバー/年若い母親
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ジョシュ・ブローリン(ガーニイ・ハレック)消息を絶ったアトレイデス公爵家のポールへの武術指南役。
オースティン・バトラー(フェイド=ラウサ・ハルコンネン)アラキスで後を継ぐ予定の、ハルコンネン男爵の若き甥。
フローレンス・ピュー(皇女イルーラン)皇帝の娘。
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デイヴ・バウティスタ(グロッス・ラッバーン・ハルコンネン)ハルコンネン男爵の甥。残虐な性格の持ち主。
クリストファー・ウォーケン(シャッダム4世)コリノ家の皇帝。
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レア・セドゥ(レディ・フェンリング)ベネ・ゲセリットのメンバーで、皇帝の親友。
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ステラン・スカルスガルド(ウラディミール・ハルコンネン男爵)レト公爵の宿敵だったハルコンネン家の当主。過度の肥満。
シャーロット・ランプリング(ガイウス・ヘレン・モヒアム)ベネ・ゲセリットの教母。
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