愛読している少し以前の映画雑誌「SCREEN」映画大賞/女優部門、堂々第三位はマーゴット・ロビーでした。(ちなみに一位 デージ―・リドリ―、 二位スカーレット・ヨハンソン)、一昨年の映画クエンティン・タランティーノ監督の映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」でシャロン・テート役が映画ファンを魅了し、昨年度22位から一挙に3位まで人気が跳ね上がったようです。昨年も、既に「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒」「スキャンダル」など話題作が上映済であり、人気を不動のものとして、勢いは当分止まりそうもありません。今年見た新作も紹介しています。
最近見たマーゴット・ロビーの映画の感想記事(投稿済)のある作品10作について改めて簡単に紹介したいと思います。まだ、御覧になっていなければ、参考にして頂ければと思います。
- 『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020/キャシー・ヤン監督)
- 『スキャンダル』(2019/ジェイ・ローチ監督)
- 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 (2019/クウェンティン・タランティーノ監督)
- 『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル 』(2017/クレイグ・ギレスピー監督)
- 『アニー・イン・ザ・ターミナル』(2018/ボーン・スタイン監督)
- 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013/マーティン・スコセッシ監督)
- 『マネーショート 華麗なる大逆転』(2015/アダム・マッケイ監督)
- 『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』(2018/ジョージー・ルーク監督)
- 『ドリームランド』(2019/マイルズ・ジョリス=ペイラフィット監督)
- 『フォーカス』(2015/グレン・フィカーラ-ジョン・レクア監督)
- 『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021/ジェームズ・ガン監督)
『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020/キャシー・ヤン監督)
悪カワキャラクターの権化!ハチャメチャで何をしでかすか皆目検討が付きません。大暴れ振りは娯楽映画として見ていて、兎に角理屈抜きで楽しい。このシリーズはまだまだ続編が続きそうな雰囲気なので次回作も大変楽しみです。映画だからこそゆるさっる展開というのはあっていいと思います。それを映画の中の映像でやってしまうところがアメリカ映画ですね。アニメよりも面白いのではないでしょうか? メイクと衣装は”ブロンディ―”のデボラ・ハリーの影響を受けたそうだ。でもデボラは1945年生まれの現在74歳!名曲「誘惑のブギ」が凄かった! 随分懐かしい名前を聞いて一瞬驚きましたが、今でも影響力を保っているところは嬉しい限りです。
ひとりではできなかった?[ライザップ]他のジムとはここが違う。
『スキャンダル』(2019/ジェイ・ローチ監督)
本作品はシャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマンと共演したハリウッド三大女優共演のセクハラ告発事件を映画化した作品です。全米視聴率NO.1を誇るFOXニュースに激震が走った事件をもとにしており、劇の中のシャーリーズ・セロンの特殊メイクが話題を呼んだ映画で、メイク担当は辻一弘、本作品でアカデミー賞メ―キャン&エアスタイリング賞を見事に受賞しています。権力を利用して、セクハラのやり放題というのは告発する方も大変勇気がいる事だと思います。この犯罪は決してゆるされるものではありません。
肝心なマーゴット・ロビーも売り出し中の若手キャスター役として先輩に対抗して頑張っていますが、同じくセクハラ男の餌食にされそうなシーンもあり、ハラハラドキドキものでした。是非映画の中では、みんなで声援して魔の手から救い出そうではありませんか!
ひとりではできなかった?[ライザップ]他のジムとはここが違う。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 (2019/クウェンティン・タランティーノ監督)
ブラット・ピットとレオナルド・デカプリオ二大スター初共演、クウェンティン・タランティーノ監督映画。ハリウッド全盛時代(1960年代後半)の光と影を描いた作品。ある日、映画監督のロマン・ポランスキーとその妻で女優のシャロン・テート(マーゴット・ロビー)がリック(レオナルド・デカプリオ)の家の隣に引っ越してくることになります。本作品で描写されるシャロン・テートの瑞々しさは半端ではない躍動感に満ち溢れています。圧巻の演技に観客は釘付けになること間違いありません。デビュー当時のシャロンが映画館に自分の出演している映画を見に行くというシーンですが、心浮き立つシーンの素晴らしい表現力に魅了されてしまいます。
『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル 』(2017/クレイグ・ギレスピー監督)
主演はマーゴット・ロビー。 1990年代にフィギュアスケート界を揺るがしたスキャンダル「ナンシー・ケリガン襲撃事件」の中心人物トーニャ・ハーディングの半生を描いている映画です。本人も非常に気性が激しい少女で、それに輪を掛けて厳しい母親、更には鬼コーチから厳しい指導を受け、才能を引き出され史上初めてトリプルアクセルを成功させたストーリーは感激モノです。但し、問題は、リレハンメル五輪の選考会となる全米フィギュアスケート選手権で、トーニャはライバルのナンシー・ケリガンを「襲撃」し、出場不能に追い込んでしまうところです。この事件によって、トーニャの業績を正当に評価することが困難になってしまったというストーリーが描かれています。背景には一体どんなことがあったのでしょうか? 大変気になりますね! なお、マーゴットは本作出演が決まったのち、サラ・カワハラをコーチに、週5回、 1日4時間にもおよぶスケート訓練を4か月間行なった程役作りに没頭したとの事です。まさか、本番撮影でトリプルアクセルを飛んだとは思えませんが、それにしても華麗なスケーティングを披露しているのも楽しみのひとつですね。
アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル マーゴット・ロビー主演映画レビュー
ひとりではできなかった?[ライザップ]他のジムとはここが違う。
『アニー・イン・ザ・ターミナル』(2018/ボーン・スタイン監督)
上記4作とは若干毛色の異なる作品ながら、マーゴット・ロビーの別の魅力の一面を良く表現されているのではないでしょうか。深夜営業のカフェの妖艶なウエイトレス、掃き溜めのツルという雰囲気です。また、ナイトクラブのポールダンサー、看護師など多彩な役柄を披露しています。復讐に燃える「闇の世界の女」ですからね、恐ろしく綺麗なのに、すごく怖い女役というのは、はまり役なのかも知れません!
レビュー「アニー・イン・ザ・ターミナル」ロンドンの終着駅が舞台、マーゴット・ロビ―ファン必見
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013/マーティン・スコセッシ監督)
実在の株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートの回想録を映画化した実録コメディドラマ。1980年代から1990年代のウォール街で、若くして大金を稼ぎ、その金を遊興に蕩尽する様はびっくり仰天。その後証券詐欺の容疑で逮捕された彼の栄枯盛衰を見つめていく。監督と主演は『ディパーテッド』『シャッター アイランド』などでコンビを組んできた、マーティン・スコセッシとレオナルド・ディカプリオ!
学歴や人脈もないまま、22歳でウォール街の投資銀行で働きだした実在の人物ジョーダン・ベルフォート(レオナルド・ディカプリオ)。巧みな話術で人々の心を瞬く間につかみ、斬新なアイデアを次々と繰り出しては業績を上げ、猛烈なスピードで成り上がっていく。そして26歳で証券会社を設立し、ボロ株の取引から出発した彼は、やがて標的を富裕層に変えて年間50億円近い手数料を荒稼ぎする。その会社は5年間に社員1000名を超える大会社に成長する。富と名声を一気に手に入れ、ウォール街のウルフという異名で呼ばれるようになった彼は、浪費の限りを尽くして世間の話題を集めていく。しかし、その先には思いがけない転落が待ち受けていたという自伝的映画。
ジョーダン自身による回顧録「ウォール街狂乱日記 『狼』と呼ばれた私のヤバすぎる人生」(早川書房刊)を映画化したものだが、本当とも思われないエピソードの数々は眉を顰める様な出来事ばかりだが、相当な部分が事実に基づくものと思われる。船長の警告にも従わず大嵐の日に所有する大型ヨットを出港させ、案の定、大時化の海で沈没してしまい、イタリアで全員救助されている。
おすすめ映画|『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013/マーティン・スコセッシ監督)レオナルド・ディカプリオ主演コメディ映画
ひとりではできなかった?[ライザップ]他のジムとはここが違う。
『マネーショート 華麗なる大逆転』(2015/アダム・マッケイ監督)
2004年から2006年にかけて、アメリカ合衆国では住宅価格が上昇し、住宅ローンの債権が高利回りの金融商品として脚光を浴びていた。多くの投資家たちがそうした金融商品を買いあさる中で、いち早くバブル崩壊の兆しを読み取った投資家もいた。本作はそんな彼らがどのようにしてサブプライム住宅ローン危機の中で巨額の利益を上げたのかを描き出している。
2005年のアメリカ。金融トレーダーのマイケル(クリスチャン・ベイル)は、サブプライムローンの危機を指摘するもウォール街では一笑を買ってしまい、そこで彼は、サブプライムローンの価値が暴落した場合、巨額の保険金を手にできるCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)契約を投資銀行と結び、出し抜こうと考えた。同じころ、銀行家ジャレド(ライアン・ゴズリング)がマイケルの戦略を知り、ヘッジファンドマネージャーのマーク(スティーヴ・カレル)、伝説の銀行家ベン(ブラッド・ピット)らを巻き込んでいく。
映画感想|『マネーショート 華麗なる大逆転』(2015/アダム・マッケイ監督)原作はマイケル・ルイス著ノンフィクション「世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち」
『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』(2018/ジョージー・ルーク監督)
「レディ・バード」のシアーシャ・ローナン、「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」のマーゴット・ロビーが16世紀の英国を生きた2人の女王を演じた歴史ドラマ。
16歳でフランス王妃となりながら、フランス王フランソワ2世崩御により18歳で未亡人となったメアリーは、故郷のスコットランドに帰国。再び王位の座に就くが、当時のスコットランドではプロテスタント教徒の勢力が増しており、彼らは女性君主は神の意に反すると、女王メアリーの存在を快く思っていなかった。
メアリーは家臣の陰謀や内乱などによって何度も王座を追われそうになり、厳しい運命に翻弄されていく。一方、イングランドを統治するエリザベスは、自分と違い美しく、結婚もして子どもを産んだメアリーに、複雑な思いを抱いていた。王位継承権をめぐりライバルもであるメアリーとエリザベスは、複雑な感情を抱きながらも互いに魅了されていき、男性社会の中で孤軍奮闘する女性として激動の時代を駆け抜けていきます。
なお、2人の超売れっ子女優が主人公となり、緊張感のある対決が繰り広げる映画はそれほどありません。この時点で、本作が「他の映画とは違う」特別な一本であることは明白です。クライマックスでの直接対決はもとより、そこに至るまでの「結婚」や「出産」さえも“駒”として戦う女王たちには圧倒されます。(しかも、かなり歴史的な史実に基づいているということで更に驚きです!)
おすすめ映画|『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』(2018/ジョージー・ルーク監督)シアーシャ・ローナンとマーゴット・ロビーの女王対決
ひとりではできなかった?[ライザップ]他のジムとはここが違う。
『ドリームランド』(2019/マイルズ・ジョリス=ペイラフィット監督)
「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」のマーゴット・ロビーがプロデュース&主演を務め、美しき指名手配犯と17歳の少年の鮮烈な恋を描いたラブストーリー。本作品は、マーゴット自身が心の底から惹かれ、映画化実現に向けて奔走した“特別な作品”(肝いりの作品)となっています。
1930年代。テキサスの荒涼とした地に暮らす17歳のユージンのエヴァンス一家は世界恐慌と頻繁に発生する砂嵐に苦しめられており、長男ユージンは町を離れる隙を狙っていました。
ある日、大怪我を負った女性が納屋にいるのを発見します。彼女は地元の銀行を襲撃して警察から追われている強盗犯アリソンであることに気が付きました。内心、「こいつを保安官に突き出せば懸賞金1万ドルが手に入る。それだけあれば町を出られる」という考えが頭を掠めました。しかしながら、大変な危険人物だと知りながらもアリソンの怪我を手当てするうちに彼女に惹かれたユージンは、彼女を匿い行動を共に新天地を目指す逃避行を繰り広げる事になります。
警察の包囲網を逃れて自由を手にしたいアリソンと、希望に満ちた新天地への憧憬を募らせるユージンだったが……。
おすすめ映画|『ドリームランド』(2019/マイルズ・ジョリス=ペイラフィット監督)
『フォーカス』(2015/グレン・フィカーラ-ジョン・レクア監督)
30人の熟練詐欺師集団を束ねるニッキー(ウィル・スミス)は、未熟な女詐欺師のジェス(マーゴット・ロビー)に懇願され、彼女をチームに入れて一流の詐欺師に育てることにしました。大事なのは相手のフォーカス(注意)をそらすことという騙しの極意を教えて行きます。仕事の足かせになる恋愛はしない主義のニッキーでしたが、ジェスとの関係はいつしか師弟のそれを超えたものになってしまいます。
ある大きなヤマに勝った後、ニッキーはジェスに大金を渡して、恋愛は自分の仕事の邪魔になると判断し別れを告げますが、3年後、大きな狩り場でもあるブエノスアイレスのモーターレース会場でジェスと再会します。彼女は男を手玉に取る女詐欺師に成長しており、2人は世界の大富豪を巻き込み騙し合いを繰り広げることになります。
尚、世界最高のスリの技術を持つアポロ・ロビンスが細かいスリのテクニックや相手を騙すシーンなどの演技指導をしている点も注目です。
おすすめ映画感想|『フォーカス』(2015/グレン・フィカーラ-ジョン・レクア監督)天才詐欺師のダマし合いをスリリングに描く
ひとりではできなかった?[ライザップ]他のジムとはここが違う。
『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021/ジェームズ・ガン監督)
デビッド・エアー監督により映画化された「スーサイド・スクワッド」を、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズ(刑務所からだっそうしたお尋ね者が活躍する)で大きな成功を収めたジャームズ・ガン監督が新たに描く。
ジョーカーと別れて彼氏募集中の身になり、ますますクレイジーになったハーレイ・クインを筆頭に、最強スナイパーのブラッドスポート、敵をチーズに変えてしまう能力を持つ全身カラフルな水玉模様ののろまな兵士・ポルカドットマン、平和のためには暴力もいとわないという矛盾な生き様のピース・メイカー、ネズミを操って戦うラットキャッチャー2、そして食欲意外に興味のないキング・シャーク(=人食いサメ、声の出演はシルヴェスター・スタローン)、頭部から異様なものが突き出た天才科学者シンカーという、いずれも強烈な個性をもった悪党たちが(明らかにいけていなヴィラン達も10人以上もピックアップされていました)減刑と引き換えに、危険な独裁国家から世界を救うという決死の成功率ほぼゼロの自殺級ミッション(南米の島国にある極秘人体実験施設を破壊すること)に挑みます。
おすすめ新公開映画|『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021/ジェームズ・ガン監督)
ひとりではできなかった?[ライザップ]他のジムとはここが違う。
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