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科学・健康シリーズ 今年読んだ新刊図書紹介 おすすめの10冊(順不同)

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おすすめ本の紹介
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宇宙、地球、科学技術、健康に関わる知識を素人にも分かり易く説明してくれている書籍を紹介致します。興味はあるけれども、専門知識は難解という潜在意識は常に付きまとうものの、最近の新刊書は読者に寄り添う形で、極めて分かり易く解説してくれる本が多くなっていると感じます。今年読んだおすすめの10冊をピックアップしてご紹介いたします。

『温暖化で日本の海に何が起こるのか 水面下で変わりゆく海の生態系』山本智之著(ブルーバックス)

既に沖縄の珊瑚の白色化も広範囲に始まり、壊滅状態と聞きショックを受けました。美しい珊瑚の海は無くなってしまうのか?もっと北上して千葉県沖あたりがサンゴ礁の海に変貌するのか、まだ良く分かりません。地球規模の天変地異は日本列島近海の中でもすでに始まっています。

感想|『温暖化で日本の海に何が起こるのか 水面下で変わりゆく海の生態系』山本智之著(ブルーバックス)

『次世代半導体素材GaNの挑戦』天野浩著/窒化ガリウムが切り開くニューワールド!

次世代半導体素材は窒化ガリウム(GaN)というのは話は初耳でした。一時期半導体製造装置関連の業務に携わった事もあり、半導体という言葉に敏感になっていたつもりでしたが、GaNという文字すら初めて見るものでした。そしてその説明の一文には、日本発、21世紀最大の産業が出現するという派手な宣伝文句につられて本書を手にしました。

感想|「次世代半導体素材GaNの挑戦」天野浩著/窒化ガリウムが切り開くニューワールド!

『不自然な宇宙 宇宙はひとつだけなのか?』 須藤靖著 本 レビュー

本の帯の「この宇宙は不自然なほど良く出来ている!その謎を解く鍵は『マルチバース(多数の宇宙)』だった」この言葉に思わず、引き込まれて購入して読んでみました。しかしながら、予想の通りそのマルチバースに関わる解明理論はかなり難解の為、話についていけなかったというのが、本音です。しかしながら、それでも本書をすすめる理由として、本書の中で提示され、回答されている初歩的な項目のいくつかはたいへん興味深い内容であり、素人でも十分納得のいくもので、好奇心を満たしてくれるものでした。

不自然な宇宙 宇宙はひとつだけなのか? 須藤靖著 本 レビュー

『免疫力を強くする』宮坂昌之著/新コロナウイルスに打ち勝つ唯一の方法! 

新型コロナウイルスの世界的な大流行によって、今、注目されるのが「ワクチン」の早期開発ではないだろうか。いつ頃われわれは「ワクチン」あるいは特効薬を手に入れる事が出来るのか…そうした中、これ本も偶々書店の書棚に多数感染症関連の書籍が並ぶ中、「免疫力を強くする」という題名に引かれ思わず購入して最近読んだものです。

感想|「免疫力を強くする」宮坂昌之著/新コロナウイルスに打ち勝つ唯一の方法! 

『地磁気逆転と「チバ二アン」 地球の磁場は、なぜ逆転するのか』 菅沼悠介著

約46億年という地球の歴史の中で何度も繰り返されていた地磁気逆転という現象に興味があったのと、ごく最近の話題として地質年代として「チバ二アン」という千葉県由来の名前が付けられたと報じられていました。これは日本科学界においては、歴史的な快挙であるそうです。

地磁気逆転と「チバ二アン」 地球の磁場は、なぜ逆転するのか 菅沼悠介著

『進化のからくり 現代のダーウィンたちの物語』 千葉聡著

「進化のからくり」という題名に負けました。またまた書名につられ、ついつい手が出て購入して読み始めたら想像とはかなり違う内容(良い意味で期待外れ)だったのですが、進化生物学や生態学に関わる研究者たちの成果、またその裏に積み重なる過酷なフィールドワークの現実などを垣間見る事が出来て、とても楽しんで読むことが出来ました。進化生物学という学問の魅力に更に引き込まれました。

進化のからくり 現代のダーウィンたちの物語 千葉聡著

『フォッサマグナ 日本列島を分断する巨大地溝の正体』 藤岡換太郎著 

本書で説明されている「フォッサマグナ」という存在も聞いたことはあり、その正体に強い興味はあるものの、またこの本を最後まで良い見通せることができるのか、難解な為途中で投げ出してしまうのではないかという不安はありました。しかしながら、今書は、地質学の全くの初心者のわたしでも、一息に読む通すことが出来ました。

フォッサマグナ 日本列島を分断する巨大地溝の正体 藤岡換太郎著 レビュー

『移動革命 MaaS,CASEはいかに巨大市場を生み出すか』 三菱総研編著

以前はEVを生産するプロジェクトに少し関わりのある部門で働いていました。この業界も少し離れてしまうと、MaaS、CASEなどという単語が急に表に出てきて戸惑う事になります。現在はEVのみならず、自動運転、カーシェアリングなど、また、モビリティーの概念も自動車に留まらず、バス・鉄道、IT業界を巻き込んだ井、ヒトの移動、貨物の輸送等までを包括したシステムに及び巨大マーケットになろうとしています。

移動革命 MaaS,CASEはいかに巨大市場を生み出すか 新書 三菱総研編

『血圧を最速で下げる 老化を防ぐ「血管内皮」の鍛えかた』 奥田昌子著

「減塩すれば血圧は下がる」「少し高いほうが長生きする」「上と下の差が大きければ大丈夫」は全部ウソ! 日本人の半分は塩で血圧が上がらない体質だし、血圧は少しの上昇で血管を傷つける。上下の差は65を超えると危険信号だ。本書では血圧を最速で下げる方法を最新研究から明らかにする。

感想|『血圧を最速で下げる 老化を防ぐ「血管内皮」の鍛えかた』 奥田昌子著

『食べる投資 ハーバードが教える世界最高の食事術』満尾正著

”最大のリターンを得る投資は食事である”

この表現はたいへん新鮮でした。美味しいものを食べる=贅沢をするという図式でしたが、この表現は確かに、少し食事に対する概念を変える様な意義があるように感じました。口に入れるものの内容を疎かにしないという事はかなり重要なことであるという事は頭では理解出来ます。しかし、日々実践を積み重ねていくことは結構難しいので、気持ちの切り替えが重要だと思います。

書籍紹介|「食べる投資 ハーバードが教える世界最高の食事術」満尾正著(アチーブメント出版)

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