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おすすめ映画『モンタナの風に抱かれて』(1998/ロバート・レッドフォード監督)感想‣初々しいスカーレット・ヨハンソンが眩し過ぎ!

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『モンタナの風に抱かれて』のネタバレ感想・見どころ

題名に憧れて選んだ作品でした(初回観賞)初々しいスカーレット・ヨハンソンが13歳の眩しい少女役で出演していました。乗馬中の不慮の事故によって傷ついた少女と愛馬、更には(もしかすると蛇足かもしれませんが)母親自身の淡い恋愛までも絡むという盛りだくさんで、抒情性豊かな物語が展開します。

突発的な大事故で精神的なショックから愛馬ピリグリムは手を付けられない程の暴れ馬に変わっていました。その馬の”治療”の為にニューヨークからモンタナ州の”馬の精神科医”とでも言ったらいいのかホース・ウィスパラー=トム・ブッカー(ロバート・レッドフォード)の元を訪ねます。モンタナの地では馬の療養続けることは、同じく事故で心身共に傷ついた少女グレースを立ち直らせるには十分な環境となっていました。

焦らずにゆっくり時間を掛け、暴れ馬の状態から徐々に人間にすり寄り始める馬の精神状態の変化が描かれていきます。これを必死な眼差しで見詰める母娘の姿の描写も素晴らしい…

しかしながら、3時間近い上映時間はちょっと長かったかなと思いました。最後に母親アニーとトムの恋愛感情の発展も描かれます。そして、それに気づいてしまった夫ロバートの対応も余りに優し過ぎる、非現実的な”男らしさ”にはさすがにびっくり仰天しました。この点、愛馬と少女の癒しと再生の余韻が少し霞んでしまったのではないかと思われ、少し残念!

『モンタナの風に抱かれて』のあらすじと概要

雄大なモンタナの大自然を舞台に、傷ついた少女と馬の癒しと再生、男と女の切ない愛の交わりを、美しい映像で綴っていくドラマ。

世界中を感動の涙で包み込んだベストセラー小説を、名優ロバート・レットフォードが映画化。心に傷を負った少女と馬を愛する男、そして男を愛する少女の母親が織りなす人間模様を詩情豊かに謳いあげていきます。乗馬中の悲惨な事故により片足を切断、体と心に深い傷を負った少女。彼女の愛馬ピルグリムもまた、事故のショックから凶暴な暴れ馬となってしまいます。娘の未来が馬の運命と深く結びついている事を悟った母親は、馬を癒す特殊な能力を持つ(ホース・ウィスパラー)伝説のカウボーイの元を訪れます…

1998年製作/167分/アメリカ
原題:The Horse Whisperer

『モンタナの風に抱かれて』のスタッフとキャストについて

ロバート・レッドフォード監督&主演(トム・ブッカー、モンタナで馬専門のクリニックを開業):

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クリスティン・スコット・トーマス (アニー・マクリーン、ニューヨークで雑誌編集長として活躍、グレースの母親): 「イングリッシュ・ペイシェント」(96)ではアカデミー賞、ゴールデングローブ賞などで主演女優賞にノミネートされている実力演技派女優/娘を自立できるようにやや厳しい躾けで育てようとする母親、雑誌編集長としてバリバリに働く。ニューヨークからモンタナ州に移り住み人間性の変化が表れて来きます。モンタナでの滞在期間が長過ぎ編集長をくびになっていました。

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スカーレット・ヨハンソン(13歳の少女グレース・マクリーン ):乗馬中の事故で一緒にいた親友を亡くすと共に、愛馬が精神的な衝撃を受け手が付けられない状況になる。更に自分自身片足切断という重症を負う事になります。愛馬の精神的立ち直りの為にモンタナ州を訪れますが、それは彼女自身の立ち直りの機会を得ることになります。

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