『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』のあらすじ概要
「スター・ウォーズ」シリーズのスピンオフ作品。「エピソード3 シスの復讐」と「エピソード4 新たなる希望」をつなぐ、これまで語られることのなかった物語を映画化した作品で、シリーズ最高傑作といわれている。
「エピソード4 新たなる希望」(77)でレイア姫がR2-D2に託した帝国軍の惑星をまるごと破壊する大量破壊兵器「デス・スター」の設計図は、いかにして反乱軍の手にもたらされたのかを明らかにする物語となり、父親と生き別れ一匹狼のヒロイン、ジン・アーソが、反乱軍の仲間とともに、帝国軍からデス・スターの設計図を奪う決死のミッションに挑む姿が描かれています。
また、シリーズ全般と異なり、特別な能力を持たない人々の活躍を描いた作品で、シリーズの中でも異色の作品となっているところも魅力の一つです。
主人公ジン・アーソ役は「博士と彼女のセオリー」でアカデミー主演女優賞にノミネートされたフェリシティ・ジョーンズ。監督は2014年のハリウッド版「GODZILLA ゴジラ」のギャレス・エドワーズ。
原題:Rogue One: A Star Wars Story 「Rogue」(「反乱者」という意味)
『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』のスタッフとキャストについて
ギャレス・エドワーズ監督:1975年、英ウォリックシャー出身。長編監督デビュー作「モンスターズ 地球外生命体」(10)は低予算ながら、ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワードで監督賞と技術功労賞などを受賞。同作が米国でも注目されたことで、日本が世界に誇る怪獣映画「ゴジラ」の2度目のハリウッドリメイクとなる「GODZILLA ゴジラ」(14)の監督に大抜てきされています。しかしながら、ゴジラ続編の監督は降板しています。
フェリシティー・ジョーンズ(下レインの娘、ジン・アーソ)アメコミ映画「アメイジング・スパイダーマン2」(14)などを経て、“車いすの物理学者”として知られるスティーブン・ホーキング博士の半生を描いた「博士と彼女のセオリー」(14)でホーキング博士の元妻ジェーンを演じ、アカデミー主演女優賞にノミネートされています。
本作では、窃盗、暴行、書類偽造などの悪事を重ねてきた人物として反乱軍に参加するという設定!?
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ディエゴ・ルナ(反乱軍のスパイ、キャシアン・アンド―):メキシコを代表する国際派俳優。TVドラマ「El abuelo y yo(原題)」(92)で共演したガエル・ガルシア・ベルナルとは、後に盟友として度々コラボレートすることになる。2001年、映画「天国の口、終りの楽園。」でベネチア国際映画祭のマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を共演のベルナルとともに受賞しています。
ドニー・イェン(盲目の戦士、チアルート・イムウェ):1963年生まれ、中国・広東省広州の出身。ユエン・ウーピン監督の「ドラゴン酔太極拳」(84・日本劇場未公開)で俳優デビュー。
ベン・メンデルソーン(帝国軍の高級将校オーソン・クレニック):オーストラリア・メルボルン出身、オーストラリアの映画界で、ラッセル・クロウやガイ・ピアースら同世代の俳優たちとともに人気を集める。
マッツ・ミケルソン(究極の兵器デス・スター開発の主要人物ゲイレン・アーソ)デンマークを代表する国際派俳優。04年「キング・アーサー」で米国に進出。「007 カジノ・ロワイヤル」(06)の悪役で世界的にブレイクする。母国で活躍を続ける一方、「タイタンの戦い」(10)などのハリウッド作品にも出演。12年「偽りなき者」でカンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を受賞しています。
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『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』のネタバレ感想
個性的なキャラクターが集い、対立を経て少しずつ信頼関係を構築していく人間味を強く感じさせるドラマ性の高さも、本作が傑作と評される由縁の一つであると。
SFファンタジーっぽさは薄れ、現代の混沌とする紛争地域の動乱映画でも観ているようなリアルな戦闘シーンの連続(40分間)にはぞくっとさせられました。何となく、ブラッド・ピット主演映画『フューリー』のリアルな戦闘シーンを彷彿とさせるところもたくさんありました。(➢感想|『フューリー』(2014/デビッド・エアー監督)ブラッド・ピットが戦車長としてナチスドイツ相手に戦いを挑む、超迫力戦争ドラマ)
正直言うと最近のスターウォーズ(SW)シリーズはそれ程観ていませんでした。しかしながら、本作品の底流には、初期の頃から連綿と続く”世界観”を感じる事が出来、非常に懐かしさを感じました。監督もわたしよりも遥かに若いのですが、SWを見て育った年代だと思います。それが今やSWを語り継ぐ立場です。また、監督独自に、自分の観たかったSWを思う存分、思いを込めて撮ったという感じが十分伝わってくる映画となっています。(なんとも羨ましい限りですが…)
なお、今回はDVDで鑑賞しましたが、本作品はやはり公開と同時に劇場の大画面、大音量で観るべきものとつくづく感じました。
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